霧原一輝/日記

日記

■2016年01月29日(金)  フォッグ・フィールド
 フォッグ・フィールドこと、霧原です。
 朝から重機の働く音がする。向かいの豪邸での解体工事がつづいている。
 コンクリートのがれきの山を見ると、使ってあった鉄骨の量が半端ではない。さすがに、ダムの建築家。だいたい家の壁が壊されたから、あとはがれきの処理だろう。地震のごとく、我が家が揺れるのももうないと信じたい。
 りゅうがおびえて困ったが、最近は諦めたようで、丸くなって耐えている。

 長くかかった長編〆切を一昨日終えて、昨日は打ち合わせを兼ねて、二人の編集さんと近くの「ひげでん」でおでんとお酒。久しぶりに心地よく酔った。
 で、今日は朝から宅配便に起こされ、午前中からゲラの赤いれ。一昨日送ったやつが、もうゲラになった。

 体調も気力も回復してきた。やはり、昨年は書きすぎた。もう歳なんだから、書きすぎないようにしたい。書きすぎて、ろくなことはない。
 エネルギーも才能も無限であるわけがないのだから。

 なんて言いながらも、また明日から新作にかかるのだが。
 
 
 


■2016年01月20日(水)  『色好みな欲望』について
『色好みな相棒』、売れてるようで、ほっとしています。
 本来作家がばらすことではないけど、今年はとにかく有益な情報とか分析はどんどん出していくつもりですので。
 14日の発売当時のその日の売り上げが、全文庫で66位ですから。官能小説の場合は、売れてる作品の順位がだいたい100位前後なので、それを考えると、官能小説としては異例に近い。発売数日後でもう25%売れているらしい。冷静に分析すると、
 ―鬼大衆連載のブランド力。
◆|棒器がご主人様を助けるという構造が、読者の気持ちをすくいあげていた。
 エンターティメントしている。
ぁ.櫂襯離哀薀侫に徹している。
 ということですかね。
 
 これまでになかったパターンというのが、大きいかもしれない。阿保らしくて、オチンチンが喋るなんて、誰も書いていないしね。
 出版業界全体が、そして、官能小説も落ち込んではいるけど、斬新なエンターテイメント出せば、まだまだ捨てたものではない――そう信じたいし、そうでなければ徒労感ばかりが膨らんで、やっていけない。
 いいもの書いても書いても、部数はじりじりと減っていく。普通に考えたら、やってられないですよ。
 
 

■2016年01月13日(水)  『色好みな相棒』発売とコラボのこと
 しつこいようですが、『色好みな相棒』(双葉文庫 670円)が、今日発売されました。
 http://www.amazon.co.jp/%E8%89%B2%E5%A5%BD%E3%81%BF%E3%81%AA%E7%9B%B8%E6%A3%92-%E5%8F%8C%E8%91%89%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9C%A7%E5%8E%9F-%E4%B8%80%E8%BC%9D/dp/4575518581/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1452674678&sr=1-1

 霧原にとっては大チャレンジの作品でした。出落ち気味の設定だからね。週刊大衆での36回の連載一回一回が勝負でした。
 読者に愉しんでもらうために、心血注ぎました。
 皆さんに「書いてて楽しいでしょ」って声をかけられて「そりゃあ、楽しいですよ。るんるん気分ですよ」と答えておりましたが、実際はもう胃が痛くて(苦笑)。
 
 漫才演じてる本人が楽しんでるかっていうと、そうじゃないと思うんですよね。喜劇は「間」とかあるしね、ちょっと外したら、もうしらけ鳥が飛ぶ(はい、今日は意識的に「死語」を使っております)。
 なんて、言ってても仕方ないので、皆さまお手に取って、お確かめください。
 これぞ「ポルノグラフィ」と呼ばれたい。

 と、いつもならここで終わるところですが、今年は業界のこともちょこちょこ発言して、活性化に貢献したいと思っているので。
 同時期、同出版社で『定、吉ふたり』が発売されています。な、なんとこれが、草凪優氏と橘真児氏の共著であります。
 http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%9A%E3%80%81%E5%90%89%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%8F%8C%E8%91%89%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%8D%89%E5%87%AA-%E5%84%AA/dp/4575518603/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1452678856&sr=1-1
 で、あの阿部定を扱っているらしいのです。まだ、読んでないのですが、当然、オチンチンをちょん切られるわけでして。
 で、霧原のは「オチンチンが喋る」ってんで、偶然にも、ふたつともオチンチンが大きな役割を果たすことに。
 オモロイな。
 男性器とは何ぞやと考える機会になればいいと、マジに思っている。
 
 官能をただ紹介するだけでなく、きっちりと分析できる評論家がいれば、喜んで飛びつくんだろうけど、プロにはいないからな。
 いわゆる「性愛小説」と「官能小説」の違いとか考察する、いい機会なんだけど。
「霧原さんしか、本格的な官能の評論できないよ」と、何人かに言われたことがあるけど、本業で手一杯だから。スペースと原稿料いただければ、過去にさかのぼって本格的にやってもいいけど、すごく時間がかかるから、原稿料は高いです。

 しかし、俺も誰かとコラボしたい。二年前に「日刊ゲンダイ」でしてるけどね。今年あたり、コラボブームが来たら、業界も多少活性化するかもしれない。
 まあ、普通に考えれば、部数が二倍になるわけだしね。
 


■2016年01月09日(土)  『色好みな相棒』告知
「馬が喋るのは懐かしのテレビ番組『ミスター・エド』で、ヌイグルミのクマが喋るのは映画『テッド』だが、オチンチンが喋るなど前代未聞だ」(本文13Pより)。
 週刊大衆連載で圧倒的な支持をいただいた(と、自分で言うのも何ですが)、『色好みな相棒』がいよいよ文庫本になりました。13日発売です。
http://www.amazon.co.jp/%E8%89%B2%E5%A5%BD%E3%81%BF%E3%81%AA%E7%9B%B8%E6%A3%92-%E5%8F%8C%E8%91%89%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9C%A7%E5%8E%9F-%E4%B8%80%E8%BC%9D/dp/4575518581/ref=pd_sim_sbs_14_4?ie=UTF8&refRID=0P9FMW7PRFJCGKCFAN40
「相棒」とはじつは自分のオチンチンのことで、ウーパールーパー似の「相棒」がセックス指南役を務めて、ご主人様を助けてくれるという話です。
 新春に読むにはもってこいの、楽しく、かつ指南書としても役立つ艶笑譚――。 連載だったこともあり、すごく長い時間をかけて書いております。損はさせません。ぜひぜひ、手に取ってくださいませ。

 先日、家から徒歩15分の30号線で、箱根駅伝を実際に見た。知らなかった、こんな近くを走っているとは。
 速い、ストライド長え! 警護の白バイ、我が物顔で走り回ってる。
 ユニホームが良いのだけれど、シューズも目立つ。オレンジ色の蛍光色が鮮烈だった。一応母校の早稲田が明治と並走して5位を争っているのを見て、思わず応援してしまった。なんか、恥ずかしい。
 でも、あいつら自分より40歳も年下なんだよね。リスペクトしているせいか、そんなに年下には見えない。というか、見られない。
 甲子園球児もそうだ。やはり、小さい頃から見ているから、年上のお兄ちゃんがやっているって印象が消えないんだろう。
 歴史があって自分が小さい頃から見ているものは、見ていて、自分がジジイだってこと忘れてしまう。たぶん、瞬間的にタイムスリップしてるんだろうな。  


■2016年01月01日(金)  謹賀新年
 明けましておめでとうございます。
 旧年中は編集者の方、読者様、そして、数少ない友人に大変お世話になりました。
 本年も体が壊れてもいいという気持ちで書きます。
 お付き合いください。

 大晦日はボクシングの内山のボディでのKOシーンを何度も再生して見ているうちに、年が明けた。
 ベランダに出て、除夜の鐘を聞き、双眼鏡で冬の星座を眺めているうちに、ふいに初詣に行きたくなり、家を出て、近くの伏見稲荷に。
 下弦の月が東の空に寝そべっていて、すぐ近くに明るい星がひとつ、添い寝するみたいに付き添っていた。
 初詣では、招福熊手を買い、自分だけではと思い、最近どことなく弱ってきたりゅうのためにペット愛護守りも購入。
 
 その後、早めに横になり、朝、6時50分の初日の出を辻堂の海岸で見てきた。
 昨年は分厚い雲に遮られてダメだったが、今年は初日の出がのぼるところが逐一拝めた。オレンジ色のでっかい火の玉って感じで、眩しかった。すごく。
 反対方向には、ちょっと薄い雪帽子の富士山が端麗な姿をくっきり見せており、一枚の絵のようだった。
 湘南に来てよかった、とつくづく思った。

 


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