霧原一輝/日記

日記

■2012年03月21日(水)  アンソロ『淫惑 』&「特選小説」連載開始
 本日、「特選小説5月号」が発売され、霧原の新連載『輪廻の春』も始まりました。
 或る男の半生記を描くもので、第一回は「青い性」。
 今回は昭和40年代の東京深川を舞台にしています。いきなり、冒頭に「結」らしきものが来て、回想で「序」に戻る形式を採っているので、初回はぜひ読んでいただきたいですね。
 これまで、「特選小説」を手にしたことのない方もぜひ。失望はさせませんよ。

 明日にはアンソロ『淫惑』(竹書房ラブロマンス文庫)が発売されます。
 霧原は50枚の短編「俺の妻を奪え」を書いています。つけた自分でも直截なタイトルだと思うのですが、内容もタイトルどおり。
 二人の編集さんには激賞していただいたのですが、個人的には、あそこであと3行ばかり欲しかったなと、未練を残した作品でもあるのです。
 さて、どうなのでしょう。お確かめください。

 最近は50枚くらいが書きやすい。40枚だとできない展開、もうひと転がしができる。じつは、40枚と50枚は違うんですね。このプラス10枚があるから仕掛けができる。
 これを40枚ですれば窮屈だし、40枚の内容を50枚にすれば間延びする。

 仕事はひたすら、二見の書き下ろし。テーマは「痴漢」ですから、ひさしぶりに卑劣に燃えてます。 


■2012年03月13日(火)  『歳の差なんて』発売
『歳の差なんて』(双葉文庫)が発売されます。書店に並ぶのは15日くらい。
 歳の差婚、流行ってますね。
 加藤茶なんて、46歳年下ですから。69歳と23歳とか。
 この時代を現す現象はやはり書かなくてはいけない……そう思って、歳の差恋愛、歳の差婚に焦点を絞りました。
 といっても、作品では25歳差で、カトちゃんには負けてますが。
 
 中年過ぎの男が恋愛とか再婚ということになると、必然的に(どういうことだ?)歳の差恋愛になってしまい、これは不思議なことでもなんでもないんですね。現在の官能小説の主な読者は50代から60代、いや70代までと言われているから、ほとんどが歳の差恋愛になるのではないでしょうか。よほどの熟女好きでないかぎり。
『歳の差なんて』は中年男の夢を書いたつもり。でも、一筋縄ではいかないところに醍醐味があり、頂点から落ちていくジェットコースター感覚を愉しんでいただければ。

 最近は「起承転結」の「転」こそが小説の醍醐味であると思うことが多い。今回のは「転」が早めに来て、「結」に至るまでがたぶんいらいらすると思うけど、それもまた手法なので。

 全然関係ないですが、本棚の整理であまった本、「ツタヤ」で数千円になりました。
 ちなみに文庫一冊50円で引き取ってくれる。同じ本は一冊しかダメなので、ちょっと困りましたが。
 

  


■2012年03月11日(日)  まだこれから
そろそろ春だと思っていたのに、今、窓の外はうっすらと雪化粧……どうなってるんだ。そういえば、桜の花に雪が積もっていたときがあった。

 数日前の誕生日も青色申告のデータ整理をして過ごす。これで限りなく大台に近づいた。来年の誕生日はどんな気持ちで迎えるのだろうか?
 自虐的にちょっと楽しみでもある。
 
 青色申告を終えて、また書き下ろしに入っている。
 今年はこれからもずっと月一で書き下ろしがつづく。
 仕事があることを幸せと思いたい。なくなるときは一気に減るだろうし。
 ひとつひとつに全力を注ぎたい。後悔しないように。
 霧原はまだまだこれからだと思っている。 


■2012年03月04日(日)  タイトル
 弥生になり、季節は春に際限なく近づき、春到来とともにスギ花粉なども飛散し、花粉症の人はほんとうに可哀想。この調子で増え続けたら、花粉症の人が5割を超えそう。どうなっちゃうんだろう?

 今月から「特選小説」で始まる連載のタイトルがようやく決まった。
―『輪廻の春』―
 最終回まで読んでいただければ、このタイトルの意味がわかってもらえるでしょう。
 これというタイトルを考えるときは、好きな詩集を開くのだけれど、今回はボードレールの『悪の華』を読んでて思いついた。「輪廻」なんて言葉ひとつも出てこないんだけど、「贖罪」とかばっかりで(笑)。
 藤堂志津子の『熟れてゆく夏』って、いいタイトルだなと思っていて、『熟れてゆく春』というのも考えたのだけれど。春が熟れても夏になるだけだし(笑)。
 でも、一冊の本になるときはきっともっと官能色の濃いタイトルに変えられるでしょうね。

 タイトルはほんとうに難しい。どんなに素晴らしい内容でもタイトルがピンとこなければ、売り上げがあがらないというケースもある。「人妻」というキーワードが入れば売り上げがあがると言われてきたけど、今はどうなんだろう。

 ちなみに今月上旬に双葉社から出る書き下ろしのタイトルは、編集さんにつけてもらったんだけど―『歳の差なんて』。『年の差なんて』のほうが良いのではという声もあったけれど、音の響きとしてはいいし、シンプルでなおかつ内容を端的に表していて、いいタイトルだと思うんだけど、どうでしょうか。
 


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