霧原一輝/日記

日記

■2011年07月22日(金)  『蜜のしたたる宿』最終話
 台風が来て豪雨と思ったら、むしたり冷えたり、ほんとうに日本の天候は面白い。一年中、同じ気温で同じ天気だったら生きることに飽きてしまうだろうな。

 連載していた『蜜のしたたる宿』が昨日出た「特選小説 9月号」で最終回を迎えました。渾身の一作ですが、どうでしょう。小嶋保先生の挿絵が溜息が出るほどいいです。
 隔月で8回だから16ヵ月。その間、ずっと登場人物とつきあってきました。別れるのがちょっぴり寂しいような。恋人と別れるような気持ちです。
 もっとも作家は一作ごとにヒロインに恋しているわけで、浮気性、いえ、ヒロインと上手く別れられないといけません(笑)。新しい作品が書けないですから。
 それはさておき、好評のうちに終えられたのも、特選小説編集部、ならびに最後までつきあってくださった読者のみなさんのおかげです。心からお礼を言わせていただきます。

 話は変わって、俳優の原田芳雄が逝った。けっこうショックでしたね。
 一番好きな俳優でした。喋り方もポーズも生き様も格好よくて、男が惚れる俳優でした。
『ツィゴイネルワイゼン』もよかったけど、やはりATG系列の『竜馬暗殺』(黒木和男監督)に止めを刺すかな。裸足によれよれの革靴履いて、土佐弁話す男くさすぎる原田芳雄の雄姿は37年経った今も鮮明に覚えている。
 竜馬は他の役者も演じているけど、やはり、霧原にとって、竜馬は原田芳雄ですね。
 あとは緑魔子、石橋蓮司か……長生きしてほしい。 


■2011年07月19日(火)  『しっぽり濡れ肌ー湯屋の美女ー』発売
『しっぽり濡れ肌ー湯屋の美女ー』(竹書房)が発売されました。
「老舗の銭湯を舞台に聖女と淫女の官能美を圧倒的な筆致で描く、絶品の回春エロス登場」などと、ネームに書いていただき、面映ゆいやら恐縮するやら。でも、やっぱり嬉しいかな(笑)。
 カバーイラストは連載中の「日刊ゲンダイ」と同じで大柴宗平さん。内容も楽しんでいただけると思います。手にとっていただければ嬉しいです。

 この時期に日記を書くとなると、あの「なでしこJAPAN」のW杯優勝に触れないわけにはいかないでしょう。おめでとうございます!!!
 決して恵まれているとは言えない境遇のなかで、あそこまでのぼりつめた精神力はすごいです。そして、男前すぎる澤穂希には萌えました。
 萌えたといえば、もうひとり。美人すぎる解説者の、大竹七未(旧姓・奈美)。元日本代表のストライカーなんだけど、美人だなあ。
 彼女の清楚系の美しさと男前・澤が、コラボしていい感じ。
 大竹七未って37歳でたぶん人妻で一児の母。しかも、夕魅という妹がいて、一卵性双生児でそっくり。美人双子です!! 妹はサッカー選手の三浦淳宏と結婚している。
 ちょっと状況を置き換えれば小説書けそう。

 まったく何を書いてるんだか。
 がんがん書かないと間に合わないというのに。
 


■2011年07月12日(火)  夕立
 うちのほうではこの数日、夕方になると決まって雷が鳴り、雷雨が来る。それまで晴れていたのに一転かき曇り、夜のようになって稲妻が光り、打ち付けるような驟雨になり、窓から吹きこんでくる。
 この地方の夏の風物詩だ。
 そうなると、うちのりゅうがパニックになって吼えまくるので、家に入れてやる。
 犬が雷、花火を怖がるのはなぜだろう?
 犬の聴覚は人の400倍だそうだ。犬の先祖であるオオカミの時代に落雷があって山火事が起こると生命の危機なので過敏になったという説があるが、真相はいまだ解明できていないようだ。
 いくら激しく雷が鳴っていても、一緒に散歩しているときはまったく怖がらないのが、不思議だ。頼りになる者と一緒なら怯えない。たんに物理的なものではなく、雷には犬の精神を揺さぶるものがあるのだろう。
 怖い……というのは、極めて精神的な行為だから。

 毎日、りゅうの散歩をしているが、これからは空模様を見ながら散歩に出ないと、途中で夕立に襲われて下着にしみこむほどずぶ濡れになる。去年も何度もひどい目にあった。

 とくだらないことを書いているが、仕事は書き下ろしに入っている。


■2011年07月04日(月)  暑い!!!
 この暑さはなんだ!!! この夏は節電でなるべくクーラーは使わないようにするつもりだったが、クーラーかけないと仕事になりません。

「日刊ゲンダイ」に平日連載中の『人妻同窓会』が読者に受け入れられているか心配でしたが、担当者から「大変好評で、編集会議でもデスクから面白いと言われている」とうかがって、ほっとしている。
 双葉社とのコラボ企画であるし、ほぼ毎日夕刊紙の紙面に掲載されるのだから、読者に見放されていては目も当てられない。よかった!!
 イラストの大柴宗平さんも結婚式で忙しかったはずなのに、意欲的なイラストを描いてくれている。感謝!!!
 双葉社のWEBからも読めます。
 http://www.futabasha.co.jp/wmf3/attention.html

 で、ここでお約束の先月読んで面白かった本の紹介を。
○『女帝』(作 倉科遼 画 和気一作 芳文社コミック 全24巻)
 火の国熊本出身の女が銀座の「女帝」になるまでを描いたサクセスストーリ。十年前に出されたもので、最近もテレビの連ドラでやっていたからご存知の方も多いでしょう。このスケール感、キャラの立ちかた、ストーリー展開……と面白かった。随所に挟まれる濡れ場も激しく、情熱的でエロイです。
 これのせいで、読みたい小説もいまだ手付かず。

○『日本のセックス』(樋口 毅宏 双葉社)
 前半は、いわゆるネトラレ(カンダウリズムというらしい)、つまり愛する女を他の男に抱かせることで目くるめく昂奮を覚えるというリアルピープルを描き、後半は法廷劇にまで展開する。ここでおさめておけば読後感良く終わるのにというところをあえてまた展開させていく筆者の心意気を感じる。
 官能小説の素材を使いながら、官能では描けないところを書いている。
 しかし、カンダウリズムって興味あるな。そのうち、霧原がこれというのを書きます。

 というわけで、また仕事にかかる。気が急いているわりにはちっとも進まない。

 


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