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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2011年02月03日(木)

あと4日

 うちの庭のフェンスをりゅうが暴れても大丈夫のように替えていて、朝から業者さんのドリルの音などで起こされる。
 昼間は市議会議員選挙のやたら名前を連呼する選挙カーの声がかまびすしい。
 定員26名で立候補者27名。しかも、ひとりは無投票はまずいというので公示直前に立候補を決めたらしい。
 こちらは、引っ越してきたときに前の道路を舗装してくれた議員がいて、義理堅い私はその人に投票することに決めているが、しかし、5パーセント弱の割合で落選する一名は誰だろうと、みんな噂している。落ちたほうが有名になれそう(笑)。
 選挙日は6日の日曜日で、その日の夜中は書き下ろしの〆切でもある。
 すでにぎりぎりで、半分原稿を渡して作業を進めてもらっている状況。2月は28日しかないので、その欠落した数日が本を作る上では曲者らしい。
 あと4日で文庫本80ページか。書くしかない!!!

「特選小説3月号」に掲載された短編というか、連載の5回目の「私小説」の反響が大きくて驚いている。個人的にもいろんな方からメールをいただいたし、特選の編集部にも読者からの熱い葉書が届いているらしい。
 自分の骨から血肉を引き剥がすようにして書いたものだから、うれしい。
 しかし、何百枚も書いて手ごたえが伝わってこないこともあるし、今回のようにたった40枚で反応があることもある。
 創作は難しく不条理・・と感じる今日この頃。

2011年02月07日(月)

ようやく

 3月刊の双葉社の書き下ろしの原稿があがった。ぎりぎり間に合った感じだが、関係者には迷惑をかけました。今回は切羽詰っていたこともあって、ひさしぶりに達成感があった。だがそれはあくまでも作家個人の事情で、作品の出来不出来は読者に判断してもらうしかないのだけれど。

 くそ忙しいとき朝の8時に寝ようとしたら、りゅうが脱走。りゅうは賢くて呼べば近くにはくるが、リードをつけさせる距離にはこない。ボクシングでいう距離感を保つ術を心得ている。かといって逃げるでもなし、家の周囲に行儀よく座って、天敵の猫が姿を見せたときだけ素早くダッシュして追い払う。
 車に轢かれたらとは思ったが、そのときはりゅうが悪い、自業自得というやつだ。そう考えて、爆睡。数時間後に起きたら、裏庭でちょこんと鎮座している。家のなかに呼んだらうれしそうに入ってきて、そこでようやく御用。
 お前のためにフェンスを作り直しているのに、ご主人様がいかに忙しい時期なのかわからないのかと叱責するが、りゅうは他人事のように尻尾を振っている。
 馬鹿だ、こいつは・・。

 市議選は結果が出て、知らない候補が落ちた。当選ラインが1000票で彼は700票だったから最初から勝ち目はなかったかな。しかし、名前だけはしっかり覚えた。

 作家という長距離ランナーには休息は許されない(?)。明日から、週刊大衆を4本書いて、特選小説の連載を書いて、それからまた書き下ろし。それが終わったら・・と予定はありがたいことに埋まっている。
 仕事があることに感謝!!!!!
 

2011年02月19日(土)

『息子の嫁は元カノジョ』発売

 昨夜の満月は素晴らしかった。くっきりと丸く鮮やかで。三日月や二十六日月もいいけれどやはり真ん丸のお月様は王様です。
『息子の嫁は元カノジョ』(竹書房)が今日発売されました。大柴宗平さんの表紙イラストがいいです。イラスト次第で売れる売れないかは多少変わってくるから、イラストとタイトルは重要だ。その点、この作品は表紙、タイトルとも点数が高い。問題は内容だけれど(苦笑)。

 文庫では、今月末に別ペンネームのものが、来月の初旬には双葉社から霧原の書き下ろしが出ます。
「週刊大衆」での連載『ぬぷぬぷ添乗員』もいよいよ最終章にかかり、これからオールスターメンバーが登場します。連載は4月の頭までです。エンターテイメントに徹した作品ですので、お楽しみください。

 家のフェンス工事もほとんど終わり、あとは門扉を差し込み、アプローチを整えるだけ。外観が見違えるようになった。これで、りゅうのリードを取れる。放し飼いはたぶんしないと思うが、庭でりゅうとボール遊びができるようになった。

 仕事はプロットなどに悪戦苦闘して、どんどん遅れていっている。新連載もおかげさまで2本決まり、要領よくこなさなければいけないのだが、要領が悪い。
 たとえば書き下ろしの最中に違う連載に移る際の切り替えが遅い。チャンネルの切り替えに無駄な時間を費やている。
 創作の神が降りてくるのを待つのではなく、積極的に降ろさなければいけない。そのためには無理にでも書き始めるのが手っ取り早いのだが・・。
 頭、悪いのかな(苦笑)。
 

2011年02月25日(金)

思うこと

 昨日は上京して、出版社と新年会&打ち合わせ。編集者のひとりが妻が身重で、もうひとりが結婚を控えているという話を聞いて、あらためて編集者にも各々の人生があるのだなと。
 うちは初めての子供が生まれたのが25年前だから、そういうこともあったなと。下の子供も今年大学を卒業して就職し、ようやく子育てから解放された。だからといって、生活が変わるわけでもないのが悔しい。
 若作りはしているがけっこう歳だから、書かせてもらえるとしても書けるのはせいぜいあと十年か。いや、欲望があるうちは書けるはずだから、「老いてますます盛ん」状態で、「あいつ、まだ書いているのか」とちっと舌打ちされたい。

 仕事はしばらくは書き下ろしに集中できる。

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