霧原一輝/日記

日記

■2018年05月29日(火)  眠れない
 今日のノルマを終えたので、床屋に行こうと予約を取ろうとしたら、新店舗に移るとかで、一週間休みらしい。クソ、一週間、この頭を我慢しなくちゃいけないのか。暑いよお。
 まだ、エネルギーは残っているから、今日届いた長編のゲラチェックをしようと思う。
 
 しかし、最近体調が悪い。しばらく風邪気味だったし、夜、なかなか眠れない。
 そのために、入眠剤を医者からもらっているのだが、一月に処方される分量が決まっているのだ。
 こう見えても私はひどい不眠症で、マイスリーを2錠飲まないと眠れないのだ。
 ただ今、その睡眠促進剤が切れていて、来月にならないともらえない。
 したがって、安眠できない。眠っていても、いつもこ難しい夢を見ているから、朝、起きたときから、頭が疲れている。
 最近は、安眠できるように、ジブリのBGMをタイマーで流しながら、ベッドインしている。
 
 で、友人の作家に眠れるかと訊いたら、ベッドに横になった途端に眠れるという。
 ううむ、ありえない。
 すぐに眠れる作家なんて、いるの? 心から、羨ましいです。

 ちなみに、りゅうの目薬さしはつづけていて、最近はりゅうもあまりいやがらない。だいぶ、りゅうの目から濁りが消えたような気がする。
 


■2018年05月21日(月)  点眼再開
 りゅうの点眼を再開した。
 狂犬病、5種ワクチンの注射と、フィラリア、皮膚病予防の薬をもらうために、毎年一度の動物病院にりゅうを連れて行った。
 診察台に載せられて、最初は我慢しているようだったが、「白内障が進んでいますね」と医師が目のチェックをしているうちに、唸りだし、吼えて、ヨダレがだらだらと……。
「はい、はい、ごめんね。もう少しだから、我慢してね」
 と、医者が素早く二本の注射を打ち、「はい、もういいよ」とりゅうを床に降ろしたら、やつは自分の垂らしたヨダレで、つるつるすべって。
 これには、みんな失笑を禁じえず。
 さらに、医者が「頑張ったね」とくれたドッグ・ビスケットをりゅうは、「違う」って感じで、噛みもしないでぺっと吐き出しやがった。
 プライド高すぎ!

 で、白内障が進んでいるということで、目薬さしが始まったのだが、りゅうが我慢して点眼させてくれるのには、びっくり。ちょっと、見直した。
 二種類だから、合計4回ささなくてはいけない。二回目まではこらえているが、だいたい三回目でビクンとして、唸る。それを我慢させて最後の一滴を落とす。
 しかし、白内障にかかった犬の目って、青白く光っていて、妖魔みたい。白いカラーコンタクトをつけてるようなものだから。
 これじゃ、はっきり見えないだろうな。


■2018年05月14日(月)  瀬戸内海は凪いでいた
 先日、瀬戸内海に行ってきました。
 飛行機で高松空港、フェリーで小豆島に渡り、一泊。翌日は、新岡山港から倉敷、しまなみ海道を南下し、最後は松山から羽田というコース。
 瀬戸内海、やたら島が多いと聞いていましたが、ほんとうに島ばっかり。
 好きでしたね。
 村上海賊の展示城は、わくわくした。
 ついでに、あの向島も通り、彼が脱獄した造船所も見て、さらにあの加計学園も通った。実際に見ると、リアル感が増しましたね。
 
 尾崎放哉の最後の棲み家が小豆島にあり、早朝散歩で見てきました。ううむ、お墓に囲まれているじゃないか。
 「咳をしても一人」
 は、あまりにも有名な句ですが、個人的には、
 「柘榴が口あけたたはけた恋だ」
 が、好きかな。たぶん、いとことの叶わなかった恋を歌ったものだと思うけど。
 柘榴だよね、うん、やっぱりあの生々しい柘榴の割れた断面。なかなかふさがらないよね。今も口を開けたまま。けっこうきつい。
 
 帝大を卒業して、生保会社の重役にまでなった男が酒で身をもち崩して、ドロップアウト、すなわち、俗世から逃れ、最後は小豆島で墓守になる。
 「入れるものがない両手で受ける」
 「障子あけて置く海も暮れ切る」

 帰宅して、6月からの新聞連載の一週目を書き、今日はこれから、旅の前に書きあげた書き下ろしの見直し。
 


■2018年05月09日(水)  『人妻添乗員 お乗りあそばせ』発売
 10日に『人妻添乗員 お乗りあそばせ』(悦文庫)が発売されます。
 悦文庫では、この2作、クリーニング屋、宅配ガールと仕事で頑張る女性たちをテーマにしていますが、その3作目です。
 
 人妻添乗員 お乗りあそばせ (悦文庫)
 霧原 一輝
 http://amzn.asia/1ZjDnXF
  
 えっ……? まぁ、吸うだけなら――
 新妻、熟妻をはじめとする人妻が案内する
「おもてなしツアー」はハプニングの連続で……。

 よろしくお願いいたします。
 
 ちなみに、5月4日放送の『家政婦のミタゾノ』に悦文庫が一瞬、映ったらしいです。背表紙だから、よく見ないとわかりませんが。
  しかし、劇中に出てくる官能作家が、自分が官能を書いていると言い出せなくて嫌疑をかけられるのだが、この作家が書いた本のタイトルが最高だった。
『熟れすぎたライチ妻』――笑った。松岡昌宏が朗読する文章も愉快で、爆笑した。
 今、出したら、売れるんじゃないか?
 Tverで11日まで見られます。出てくるのは、43分ごろ。


■2018年05月05日(土)  ウルトラQ
  最近、早寝早起きの習慣がつき、昨日は朝の7時から書きはじめて、午前中に仕事を終えてしまい、午後はのんびりと過ごした。
 ひさしぶりに、横溝の『本陣殺人事件』を読みなおし、そして、Amazon prime videoで、『ウルトラQ』を見て、シリーズ1の28本を見終えた。
 じつは、この数日『ウルトラQ』にハマっていた。
 66年に放映されているから、中学生の頃かな。いつも、わくわくして、テレビの前に座り、あの奇妙な音とともに画像がねじれ、ウルトラQのタイトルが現れ、石坂浩二のナレーションが流れるのを、ドキドキワクワクして見ていた。
 何度、見直しても、古くなっていない。良質なSF、怪獣ドラマの傑作ですね。
「カネゴンの繭」なんて、あれはすでに古典というか伝説といっていい。

 カメラマン役の桜井浩子(「ウルトラマン」のフジ・アキコ隊員)がチャーミングで、殺伐さを救っている。脚本家が違うせいで、微妙にキャラがブレてるけど、まあ、それは目をつぶりましょう。
 
 彼女が体当たり演技をしたという実相寺監督の『曼荼羅』、ネットで注文した。昔、ATG系が大好きで観ているはずだけど、モノクロが印象的で、岸田森が観念的な台詞をしゃべっていた、くらいしか覚えていないので……。
 何だか、ドキドキする。自分が睦月影郎氏になったようだ。


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