全米オープンで錦織ベスト4進出。あの勝負強さはどこからくるのか?
仕事が一段落して、昨日は映画三昧。
『君の名は。』と『後妻業の女』と『シンゴジラ』3本、一気観してきた。
シネコンだとこれができる。おまけに、シルバーチケット使うと、3本で2000円くらい安くなる。1800→1100円は大きい。『君の名は。』――新海誠、好きですね。以前に『言の葉の庭』を観て、号泣した。今回は両隣に女性がいたので、泣くのを必死にこらえた。オジサンが新海誠見て、泣いてたら、キモイでしょ?
彼のを観ると、「心が洗われる」。編み紐のように錯綜する時間と記憶と現実。『言の葉」を観てても思ったんだけど、好き合っているのにすれ違って、一緒になれない男女がもどかしい。だけど、それが現実でもある。人生、そう上手くはいかない。そのへんの重みがどっと押し寄せてきて、ではそれは何が悪いのかと言うと、何も悪くはなく、したがって、それが運命的現実なのであり、そのやり場のない気持ちは慟哭するしかないんだな。
この監督、音楽の使い方なども、滅茶苦茶上手いですよ。
『後妻業の女』は、大竹しのぶの魅力満載と老人の阿保さが身に沁みる。周囲のおばさんたちには、豊川が股間を痛めて呻くシーンがいたく受けてたな。女はこういうところで笑うんだと思った。
テレビドラマの範疇を出ない作品だけど、おばさんは「面白かった」と言ってた。老人をだまくらかして最後は抹殺する「後妻業の女」は、彼女らにとっては「ヒーロー」なのだろう。ほんと、女は怖いです。
『シンゴジラ』はゴジラものとしては、斬新でした。IMAXで観たから、迫力あった。どちらかというと、緊急時における、国の対処、政策への批判、パロディが勝っているかな。
15分間隔くらいで3本連蔵で観たけど、疲れは感じなかった。たぶん109の映画館の椅子がいいからだと思う。
で、話は変わりますが、10日に新作『仮面舞踏会ー魔淫の織女』が出ます。
読んでいただきたい――。
ヘンタイ小説ですが、物語はしっかりしています。それが、乱歩ですから。
http://www.amazon.co.jp/dp/4781614698