台風一過のあと、上京して新宿でF社と打ち合わせと顔合わせ。編集さんと計4人で、プロットを肴に喧々諤々しつつ、楽しく飲む。
帰りはタクシーで、横浜在住の編集さんを途中で落として帰宅。ひさしぶりに飲み過ぎて、タクシーで前後不覚。名前に惹かれて頼んだ清酒「くどきじょうず」を飲みすぎたな。まあ、でもうちへのナビはきっちりできたから。 上京する前に、いつものようにりゅうと海辺を散歩。台風の影響で、すごい高波で、さすがのサーファーも尻込みしたのか、姿が見えなかった。
「入」の形をした荒波が怒涛のごとく打ち寄せてきて、白い波頭が立ち、波しぶきというか、白い水蒸気がまさに馬のたてがみのように後ろになびいて、その横を見れば、くっきりとした八の字型の富士山――
これを見に、湘南に来たんだなって。
仕事は「特選小説」の短編「昭和官能」を書き終えて、F社の書き下ろしにかかる。来年の1月に出るもの。年末進行ですから。