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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2017年12月03日(日)

あかん、終わらん

 あかん、ちっとも終わらん。
 今、頭の中に、これから書くのも最終章を迎えたのも入れて、四つの世界が交錯していて、ぐちゃぐちゃだ。
 こんなときに、東北の温泉なんかに行ってるから、ますます切羽詰まってしまう。でも、半分取材だから、インプットしないと空っぽになってしまうしね。
 最近、旅ものを書く機会が多いから、まあ、仕方ないね。
 
 年末くらいのんびりしたいけど、今年はダメそうだな。
 貧乏暇なしとは、こういうことを言うのだなと痛感する日々――。

 
 

2017年12月07日(木)

朗読会

 お報せです。
 霧原が「特選小説1月号」に掲載したばかりの、「過ぎ去っていく季節」をAV男優で良い声をお持ちの大島丈氏が朗読してくださるそうです。

公演概要
イベント名:表参道文學
日程:12月11日(月)
場所:NOSE art garage(http://www.nose-artgarage.tokyo/)  東京都港区北青山3-5-21 加藤ビル5F
時間:(1部)14時00分開場/14時30分開演
   (2部)17時00分開場/17時30分開演
   (3部)20時00分開場/20時30分開演
チケット代:3,000円
定員:各回20名
当日朗読予定作品:オー・ヘンリー「賢者の贈り物」/田山花袋「蒲団」/森松宏介書き下ろしエッセイ/霧原一輝「過ぎ去っていく季節」
前回イベント紹介記事(ザ・テレビジョンweb):https://thetv.jp/news/detail/126896/

 20人規模の上記の会場でヘッドホンで朗読を聞く……という催し物で、集まるのはほとんど女性らしいです。声で濡らすってやつですね。
 しかし、田山花袋先生ですからね。ほんとうに俺でいいのって思いますよね。
 でも、大島氏が数ある作品のなかで「過ぎ去っていく季節」を選んでくれたことはうれしいし、さすが、お目が高いって(笑)。あれは、確かに朗読向きだと思います。
 ちなみに、一応、私も特選編集長さんとともに最終回に客としてうかがう予定です。

 ようやく、書き下ろしを終えて、ほっとしている。
 休む間もなく、まずは短編だな。
 貧乏暇なし状態はつづく――。

2017年12月19日(火)

『こんな官能小説が読みたかった』発売中

 毎年恒例の「特選小説」の増刊号『こんな官能小説が読みたかった 2018年版』が発売中です。
 霧原は「今夜だけ、夫で」が掲載されています。
 ハガキを編集部に送ってくださった読者の方、ありがとうございます。
 また、拙著をコラムで取り上げてくれた、評論家の皆様、ならびに、作家の皆さま、ありがとう。感謝です。これを励みに、また来年も書き続けられます。

 峠を越えて、ようやくこれで書き下ろしに集中できる。正直、疲労困憊した。脳細胞がガス欠で、酸素を求めている感じ。
 まあでも、ひとつの世界にどっぷりつかれるのは、ある意味、楽ですね。
 今日はこれから辻堂でやっている、西岸良平原作映画『鎌倉ものがたり』でも、観てこよう。西岸良平氏は昔からのファンだから、すごく楽しみ。
 映画は、好きですね。どんなに忙しくても、だいたい一日に最低一本は観てしまう(もちろん、WOWOWかDVDだけど)。
 この前、日活ロマンポルノ生誕45周年記念で、5人の監督による新ロマンポルノが公開されて、一応全部観たけど。
 難しいな、って感じ。
 唯一のシバリが「10分間に一度の濡れ場」だったらしいんだけど、それが逆にセックスを薄めてしまっていると言うか、疎外しているような気がして。
 官能作品も明確なシバリではないけれど「一章に最低一度の濡れ場」ってのがあるから、いろいろと考えさせられた。俺は、いい加減な濡れ場って一度も書いたことないけどね。
 こうしてみると、かつてのロマンポルノの監督(神代辰巳とか)たちがいかに巧妙であったのかがよくわかる。時代的にも、あの頃はセックスへの期待、力が確実にあったような気がするしね。
 セックスの力を信じてない人が、ロマンポルノ撮っても、やはり、むなしいだけというかね。
 よし、これから『鎌倉ものがたり』を観に行くぞ!
 
 

2017年12月27日(水)

一年を振り返って

 有馬記念、キタサンブラックが有終の美を飾って、よかった。
 華麗に逃げ切ったのを、テレビで見て、大拍手してました。ハッピーエンドっていいよなあ。テレビに拍手したの、侍ジャパンが延長戦で劇的勝利をおさめたとき以来かな。

 今年、プライベートの最大のことは、初孫ができたことかな。
 しかも、女の子。息子のつけた名前が、偶然、俺の好きな映画のヒロインと同じだからね。マズいよなって(笑)。
 クリスマスにも彼女が興味を持っているという「アンパンマン」のDVDやグッズを贈っておいた。誰が贈ったか、よく言い聞かせておくよう言ってね。
 目下の夢は、彼女が大きくなったときのデートかな。
「ジイジとは行きたくない」なんて、ゴメンナサイされたりして。そうならないように、格好良く歳をとろうと思います。

 仕事は例年通りの月刊霧原、つまり、長編12冊刊行でしたね。
 それと、短編4編と、新聞連載二回ってとこかな。
 原稿用紙で4000枚近く書いてるはずなんだけど、どうしてこんなにフトコロが……いや、言うまい。
 今、まだ書き下ろしが第3章で、ヘロヘロだから、来年のことはあまり考えられないな。予定はびっしり詰まってるんだけど。
 いずれにしろ、一作入魂はつづけます。
 
 ほんと、今の熟年層は元気ですからね。セックス関係では、若年層よりはるかに元気。雑誌のデータにも顕著に出てる。
 彼らが求めているのは「癒し」じゃなくて「刺激」ですから。
 中高年齢層をナメてはいけません。

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