本がいろいろと届いた。
一冊目は「特選小説」1月号(綜合図書)で、霧原は「老いらくの恋」という短編を書いています。オシッコいやオムツの話です。
次は「小説NON」12月号(祥伝社)で、霧原は「喪服の女」という短編を書いています。簡単に言うと「葬儀フェチ」をヒロインにした話。 最後が書き下ろしで『叔母のくちびる』(二見文庫)。今回のいしいのりえさんの表紙はなかなかいいです。叔母ものですが、一味違ったものになっていると思います。
霧原が高校生(最後は32歳になるのですが)を主人公としたのはこれが初めて。さて、どんな仕上がりになっているのか、ちょっと不安でもありますが、新鮮であることは間違いなく、興味を惹かれるかたはぜひ。
28日発売です。
打ち合わせで某編集部から近い飲食店に入ったところ、店のご主人が「先生」と私をお呼びになり、なんだか親しみのある顔をなさるので、うん? と思っていたのだけれど、帰り際に編集さんから「ご主人、霧原さんのファンで、読むと勃つと言ってましたよ」って。
ああそれでと謎が解けたけど、もう少し早く言ってほしかった(笑)。
失礼な態度を取って失望させなかったかしら? 私は呑んで酔うと、傲慢になりがちで一言多くなるので、ちょっと心配。
あのときはまだそんなに酔っていなかったから大丈夫だと思うけど。
著作を読んで勃ててもらえるのは、ほんとうれしいのですが、顔を合わせるとなんだか照れるというか(笑)。
というわけで、仕事はひたすら書き下ろし。まだまだ終わらない。