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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2017年10月04日(水)

IQOSを吸う

 ようやく平常営業に戻り、来年用の書き下ろしを書いている。
 休むと、リスタートするのに一苦労するのは、今も昔も変わらない。だから、休むのいやなんです。

 この一か月ほど、喫煙するたびに、喉の粘膜をやられていたことと、仕事部屋で受動喫煙をつづけているりゅうが心配になって、電子タバコ「アイコス」に変えている。
 面倒くせええ! 充電するのに時間がかかるし、吸う前にも煙草(?)を暖めなければいけない。しかも、吸う回数が14回で、時間も最大限6分しか吸えない。
 おまけに、使用説明書が不親切で、俺なんか最初、煙草を逆に入れてしまい、反対側を吸って、ぜんぜん煙が来ないじゃないかと、怒りに震えてました。
 反対だったのね。
 それに、銜え煙草できないから、書くときに調子が出ない。一本、吸い始めて、書いてると、時間が経つのを忘れてしまい、気づいたときは6分過ぎてた、なんてことが多い。
 したがって、吸うときは吸うことに集中しなければいけないので、仕事がはかどらないというか、書くリズムが壊れる。
 とはいうものの、アイコスだけ吸うようになって、喉の痛みは消えたのは確か。
 煙の害が少ないと言うし、りゅうのためにも、しばらくつづけてみようと思っている。まあ、ニコチン中毒に変わりはないんだけどね。
 
 今週は、金曜日に鎌倉の薪能を観る予定だけど、金曜日って雨っぽい。雨天中止だから、ダメかもね。

2017年10月10日(火)

『ときめき淫ストール』発売

 新刊『ときめき淫ストール』(双葉文庫)が12日に発売されます。
 霧原にしては珍しく、主人公は30歳の童貞君です。彼は仕事で、名古屋、高知、札幌と各地を転々としつつ、女を知り、成長していくのですが……。
 日刊ゲンダイに連載したものを、ふくらませたものです。しかし、この帯がすごい。
『頭で考えるな! 亀頭で感じろ!』
 いや、よくわかるのですが、「頭」がかかっているとはいえ、「亀頭」なんて言葉を帯で使っていいんだろうかと、心配になって、編集さんに確かめてしまいましたよ。攻めてるなあ。
 
 ときめき淫ストール (双葉文庫)
 霧原 一輝
 http://amzn.asia/dMTq5QK

 先日は、雨でスライドした「鎌倉薪能」に行ってきました。叢雲から顔を出す月と、薪の煙と秋の虫の「リーリー」という鳴き声のなかで観る能と狂言は開放感があって、風情がありましたね。
 立原正秋の『薪能』のイメージが強すぎて、思ったより大衆的な雰囲気でした。
 昨年、『葵上』を上演したようで、去年、行きたかったなあ。
  実は、大学時代に、三島由紀夫の『近代能楽集』のなかの「葵上」を演出したことがあって。ピーターブルックばりに、ステージに白いブランコ吊ったりしてね。懐かしいです。
 
 仕事は、今、書いている書き下ろしを中断して、これから、短編を書き、それが終わったら、新しい書き下ろしにかかり、終えたら、今の書き下ろしにかかるという面倒なことになってしまった。それに、新聞連載が入ってるから、名前だけは間違えないようにしないといけません。
 
 

2017年10月18日(水)

りゅうの目薬

 寒いし、雨は降り続くし……そんななかで、琉球朝顔がまだ咲き続けている。寒しだろうし、もう無理して咲かなくていいよ、と言ってるのに、青紫の花を咲かせ続ける琉球朝顔が、けなげでならない。
 りゅうの目が爛れたので、獣医に行ったら、傷がついていて化膿しているという診断だった。しかし、診察台にあげたら、りゅうが吼えまくって恥ずかしかった。
 とてもキュートな女子のアシスタントにあんなにぎゅっと胸のなかに抱きしめられているのに、吼えまくるこいつの気持ちがわからない。
 最低な奴。
 で、それから私の悪戦苦闘がはじまった。目薬を注せというのだ。
 無理だな、と思ったが、やはり無理だった。
 過去形にしたのは、最近になってようやく点眼できるようになったからだ。
 左手で首輪をつかみ、右手でりゅうの上瞼をあげつつ、目薬を落とす。
 神業に近い。
 今なら、犬に点眼する選手権に出たら、優勝できると思う。

2017年10月26日(木)

ひたすら書く

 ひたすら、書いております。
 明日はひさしぶりの麻雀の定例会。
 楽しもうと思う。

 りゅうの目は、欠かさぬ点眼が功を奏して、すっかり澄んだ目になった。最近は遠くまで歩けなくて、海岸まで行けない。
 行きは持ちそうだから、行きは歩かせて、帰りは抱えてくるか。
 まあ、怒るだろうな。プライドだけはやたら高いから。

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