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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2013年03月06日(水)

犬のお話

 同時進行していた書き下ろしのひとつをようやく終えて、いったん中断していたもうひとつの書き下ろしにかかっている。あと一週間で書いて、次は50枚の短編をつづけて3本あげなければいけない。
 書き終えた長編は、犬の散歩やさんの話で、F社から4月の上旬に出ます。りゅうを飼っている経験を思い切り生かして書いたので、面白いですよ。ご期待ください。
 犬ばかりでなく、女の躾も請け負ったりして。まあ、犬と女性は違いますけどね。

 先月出した『天狗のいけにえ』手に取っていただけましたでしょうか。
 担当の編集さん一押しの作品で、幸いにして評判もいいようなので、まだの方はぜひ読んでくださいね。

 書いていて最近困るのは、4月から65歳完全定年制度が行われること。大小限らずすべての企業で実地されるので、60歳で定年退職と書けなくなってしまう。小会社への出向とか、様々な方法があって、賃金もだいぶ減らされるんだけど、企業が払うわけで、その分、3、40代の働き盛りの賃金上昇が抑えられるとか。
 60代にプレッシャーがかかるんじゃないかとか、いろいろ思うのだけれど、それもまた小説のネタになるかもしれない。

2013年03月21日(木)

どじった

 混雑していたスケジュールもあと、短編を一本残すだけになりほっと一安心。
 油断したせいか、昨日は鍵をなかに入れたまま愛車のドアをロックしてしまい、そこに家の鍵もついていたため、家にも入れず。
 家のスペアキーは家の中にあって、不動産やさんに遠いところまで鍵を取りにいってもらう間、家にも入れず。どうしようかとふらふらしていたところ、近所の行きつけの鮨屋の大将に声をかけられ、2時間以上鮨屋で過ごす。
 アンキモや白子を出してもらい、話し好きな大将にこの一画の発展史などをうかがって、これはこれで楽しいひと時ではありましたね。
 ちなみに、「アンキモ」は近々あるアンソロで書きますので、こうご期待。
 その後、鍵を持って駆けつけてくれた不動産やさんに、ニギリの上をご馳走。
 この方、引っ越すときもすごくお世話になって、彼が最初だったから、この地方の人々に対する印象はすごくいいです。

 今月は霧原の作品は出ません。来月はその分、書き下ろしが2本出たり、「特選小説」の新シリーズ読みきりがスタートしたりといろいろと出ます。
 去年までは「月間霧原」でしたが、今年は刊行スケジュールが変則的で、出ない月もあるし、重なる月もあります。
 ちなみに今日から隔日でブログ更新しますから、読んでくださいね。

2013年03月23日(土)

餌付け

 昼過ぎに起きて、昨夜の残りのチンジャオロースの昼食を摂り、リュウの散歩。
 河辺の桜も7分咲きといったところ。
 河で鴛鴦のつがいを見つけ、リュウの餌をやったら、食べる食べる。
 リュウが横にちょこんとオスワリして、僕のは? という顔をするので、あげましたよ。
 河辺に沿って少し歩いたら、鴛鴦がついてきたので、またあげる。こんなところで餌付けしちゃいけないんだけどね。
 このへんは自然の生き物が豊富で、近くの公園の池には鷺がくるし、亀が日向ぼっこしてるし。うちに残してきた亀吉はもう冬眠から覚めたのだろうか?

 今日はこれから、短編の残りの10枚書いて、長編のゲラ。
 これで、ひと段落するのだけれど、すぐにまた地獄のような〆切がつづく。

 

2013年03月25日(月)

プロット

 短編のデータを送り、ゲラを郵送して、これで一連のシリーズは終わり。
 休みたいところだけど、スケジュールを考えると休めない。
 今日は、短編集のデータチェックと長編のプロット。
 プロットといえば、若手には「プロットには縛られるな」と生意気なことを言い続けているんだけど。プロット考えるときは、まだ頭で考えていて、実際に書いているときほど没入できていないから、つまり、温度差みたいなのがあって、どちらを選ぶかというと、やはり、没入しているときでしょう。
 最終地点が見えないのはとても不安だけど、でもある程度書けば、自然に落ちるんですね。状況設定さえしっかりしてあれば、人物が自然に導いてくれる。
 最初に考えつくプロットなんて、ステロタイプでたいしたもんじゃないです。つくづくそう思う。
 
 

2013年03月27日(水)

水族館

 3ヶ月ぶりに散髪に行って、その足で近くの水族館へ行く。
 大水槽の、マイワシの群れには目を惹き付けられた。あの統制がとれつつも微妙にふくらみつつ、乱舞するあの菊の花みたいなものはいったい何だろう。
 小さい生き物が集まって、ひとつの集合体となり、大きく見せることによって、身を守る。すごい知恵だな。

 

2013年03月29日(金)

喉が痛い

 プロ野球が開幕しましたね。やはり、セパ同時期に開幕のほうが華やかでいい。
 じつは、春の選抜高校野球も開かれているんだけど、どうしても春はひっそり行われてる感じだな。一回戦で負けた高校なんか、ほとんど「出てたの?」って感じで可哀相。

 喉が痛い。炎症を起こしているのだろう。こういうときは、薬より何より煙草を吸わないことときつく言われているが、どうしても止められない。
 精神的なものなのだろうな。やばい状況になると、どうしても煙草を吸って、落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせているということに最近ようやく気づいた。

 今月と来月で、書き下ろしのほかに50枚の短編5本だものな。煙草も吸いたくなる。
 短編は好きだし、それだけ仕事をもらえることに感謝はしているんです、もちろん。そのうちのひとつのテーマが「背徳」――。
 官能小説って、どれも背徳的だと思うんだけど、「背徳」って大上段に振りかぶられると考えてしまうな。
 並みの背徳じゃ、ぬるいってことでしょ。でも、スペシャルな背徳って、官能を超えてしまって、官能小説にはならないような気がする。どうする?
 

2013年03月31日(日)

凪がつづく

 桜も散って、もう一年の四分の一が終わったのか。
 今年はまだまだ助走って感じだな。

 最近はgyaoやwowowでよく映画を見るのだけれど、今日は「源氏物語」に関する映画やっていて、「源氏物語」ってやはり官能小説の構造そのものだなって、あらためて思った。「源氏物語」官能版、書く自信あるんだけどな。まずは「夕顔」あたりがエロくなりそう。 


 湘南の海は凪がつづいている。
 今日は日曜日だったのに、黒い蟻んこみたいなサーファーの姿がほとんどなかった。当たり前だ。波がなければ波乗りできない。

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