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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2012年04月01日(日)

上京

 二日つづけて上京、
 一日目は中野オメガアルゲアで行われた、団鬼六賞作家(大賞・うかみ綾乃 優秀作・沢里裕二)によるトークライブ。面白かったですね。お二人の官能小説に対する姿勢がうかがえて。
 二人の受賞作を早く読みたくなった。
 絵と官能小説の展示もしてあって、霧原の『同窓生の娘』の高橋撰功氏による表紙絵の原画、素晴らしかった。

 昨日は睦月影郎氏の著作400冊突破記念パーティ。盛況でした。3年ほど前に300冊突破パーティに出たような気が。この驚異的ペースはちょっと真似できない。3年後に500冊突破パーティをと仰っていたけど、きっとやり遂げるでしょう。

 書き下ろしは最終章にかかっているものの、明日はまたお世話になった編集さんのお別れパーティ。
 

2012年04月03日(火)

お別れパーティ

『週刊大衆』の連載「ぬぷぬぷ添乗員」でお世話になり、麻雀で同じ卓を何度も囲んだ編集さんが定年退職なさることになり、昨夜はそのお別れパーティ。
 暖かいパーティでした。
 編集者としては型破りのわが道を行き、なおかつこれだけ愛されるって、なかなかできない。男の生き様を勉強しましたね。
 いつもにこにこしてるんだけど、懐が深い。
 麻雀はシビアで、接待麻雀は一切しない方でしたが、考えたら接待麻雀されるより真剣に打ってもらったほうがこちらも楽しめる。

 仕事はもう少し後でと踏んでいた新聞連載を5月から始まることになり、死ぬ気で書かないとこなせない。
 生活パターンを変えて、余分な時間を削らないと。
 
 
 

2012年04月13日(金)

告白

 東京では桜が満開で、もう散りかけているらしいが、こちらはまだ5分咲きといったところ。やはり、こっちは寒いんだな。
 昨日は、冬眠から覚めて餌を摂りはじめた亀吉を、水槽から出して散歩させる。りゅうは以前は吠えついたりしていたが、今は「また君か。勝手に散歩して」と懐いたというか、馴れたというか。
 散歩すると、白に黄色い嘴を持ったスイセンが咲いている。
 スイセンといえば、ナルキッソス。そういえば、20代の頃、ある高名な女装の館が発行する女装専門誌に『ナルキッソスの末裔』という女装小説を連載していたな。美しい女装者って、男女の性別を超えた超絶の美を体現していると思う。
 実際は女装はしないので、カミングアウトではありません。念のために.
そういえば、一度だけしたことがある。小説を書く条件として、一度女装させてって女装の館に頼み込んだ。
 好きな従兄妹がいて、その彼女にそっくりだったので、ああ、なるほどと思った。つまり、ナルシスなんですね。

 何を書いてるんだろう。
 仕事は、難渋。今からこれでは、この先、どうなっちゃうんだろう。
 明らかに遅れているのに、それに動じない自分が怖い。
 

2012年04月20日(金)

憧れの湘南

 近くの桜もようやく満開。春爛漫に咲き誇っている。この季節になると、気持ちがゆるむというか、酔いしれたくなりますね。

 先日は睦月堂で開催されている「タイタニックグッズとみーやのイラスト展」にお邪魔させてもらった。みーやさんのイラストや貴重なタイタニックグッズが展示されていて、みーやさんの人柄もあり、なごむ空間でした。
 仕事の合間におりてきた睦月影郎氏と楽しく歓談。その後、うかみ綾乃さん、深志美由紀さんらと語らう。行きも帰りも江ノ電で。
 江ノ電って、気持ちがなごみますね。
 湘南は独特の空気感があっていい。
 将来はこのへんに移って……というのが、ここ10年来の夢。

 その前に、東京に仕事場を構えて、という計画もあるのですが、忙しくて部屋を見ることもできない。
 
 仕事は双葉の書き下ろしにかかっている。

 

2012年04月24日(火)

感涙

 発売中の「特選小説」6月号に霧原の連載『輪廻の春』第2回「夜明け前」が掲載されています。と書いてる最中にいきなり停電……あっ、点いた。
 これまでにない形の連載なので、読者にどう受けとめられるのか不安でもあったのですが、「読者サロン」に寄せられたハガキの暖かい声にほっとすると同時に、ファンの期待を裏切らないようにしようと決意を新たにしましたね。
 第2回を読んだ人が一様に口にするのは「後半に出てくる暁子がとくにいい」。
 はい、霧原もそう思っています。最初は出すつもりはなかったのですが、書き始めたら、暁子が勝手に動き出しましたね、私を書いてって。
 まれな体験でした。
 特選のこの号には、神崎京介氏、岩井志麻子氏の作品のほか「睦月影郎と3人の美女作家」の座談会あり、若手の有望株・葉月奏太氏の作品ありで、充実していますよ。「特選小説」も安泰というところでしょうか。

 話は変わって、ついさっき、うかみ綾乃さんのケータイ小説『秘め音〜よがりの媚蜜』の最終回をダウンロードして読んだのですが……ひさしぶりに泣きましたね。
 途中で「うっ」と嗚咽しかけてこらえたんだけど、ラストでは涙が止まらなくなって。まだ、俺もこんなに泣けるんだって、泣ける自分が愛しくなって(笑)。
 姉と弟の愛の物語なんだけど、悪役二人が効いていて、ヒロインが穢される濡れ場もエロイし、総体としては至上の愛の物語になっている。
 さすが、団鬼六賞大賞作家としか言いようがない。

 仕事は二見のゲラチェックを終えて、新連載の「日刊ゲンダイ」の1週目を書いているところ。明日からまた双葉の書き下ろし。
 

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