この暑さはなんだ!!! この夏は節電でなるべくクーラーは使わないようにするつもりだったが、クーラーかけないと仕事になりません。「日刊ゲンダイ」に平日連載中の『人妻同窓会』が読者に受け入れられているか心配でしたが、担当者から「大変好評で、編集会議でもデスクから面白いと言われている」とうかがって、ほっとしている。
双葉社とのコラボ企画であるし、ほぼ毎日夕刊紙の紙面に掲載されるのだから、読者に見放されていては目も当てられない。よかった!!
イラストの大柴宗平さんも結婚式で忙しかったはずなのに、意欲的なイラストを描いてくれている。感謝!!!
双葉社のWEBからも読めます。
http://www.futabasha.co.jp/wmf3/attention.html
で、ここでお約束の先月読んで面白かった本の紹介を。
○『女帝』(作 倉科遼 画 和気一作 芳文社コミック 全24巻)
火の国熊本出身の女が銀座の「女帝」になるまでを描いたサクセスストーリ。十年前に出されたもので、最近もテレビの連ドラでやっていたからご存知の方も多いでしょう。このスケール感、キャラの立ちかた、ストーリー展開……と面白かった。随所に挟まれる濡れ場も激しく、情熱的でエロイです。
これのせいで、読みたい小説もいまだ手付かず。
○『日本のセックス』(樋口 毅宏 双葉社)
前半は、いわゆるネトラレ(カンダウリズムというらしい)、つまり愛する女を他の男に抱かせることで目くるめく昂奮を覚えるというリアルピープルを描き、後半は法廷劇にまで展開する。ここでおさめておけば読後感良く終わるのにというところをあえてまた展開させていく筆者の心意気を感じる。
官能小説の素材を使いながら、官能では描けないところを書いている。
しかし、カンダウリズムって興味あるな。そのうち、霧原がこれというのを書きます。
というわけで、また仕事にかかる。気が急いているわりにはちっとも進まない。