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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2010年03月05日(金)

『蜜楽さがし』発売

 今日は仕事場にいても、暑いほどだ。
 庭の愛犬りゅうもぐったりしている。りゅうはすでに一月下旬から冬毛が抜け始めていたが、今は三分の二ほど毛が生え変わった。
 ドッグフードを粒が小さいものに変えたら、食べる、食べる。
 メタボドッグにならないか心配。

 今月はあと短編2本と、5月から始まる隔月連載の一回目を書けばいい。あとは書き下ろしのプロットを二本ほどひねりだせばいいので、余裕がある。
 昨年から息つく暇がなかったので、少し英気をやしないたい。

 とはいうものの、青色申告とか免許の書き換えとかがあるから、怠惰ではいられない。

『蜜楽さがし』(双葉文庫)の見本が届きました。
 発売は3月9日で奇しくも霧原の誕生日と一緒。この歳になると、誕生日はひとつ歳をとり、死に近づくことだからあまり嬉しくはないが、でも同じ日に発売されるのだから、売れてほしいと思う。

 内容は『開春さぐり』『ふたりの未亡人』のしっとりムードから一転して、サラリーマンもの。中年の窓際社員が人妻課長のもと、自信を取り戻していく。
 クレッシェンドしていく展開は小説としても面白いと思います。
 ヒロインの人妻課長もこれまで霧原の書かなかったキャラで、新鮮だと思います。
 
 今日はこれから、「特選小説」の短編にかかります。
 それにしても、暑い。フーッ。 

2010年03月12日(金)

引き出しの整理

 青色申告をするついでに、引き出しの整理をした。
 捨てられない人なので、十年来の資料や手紙、名刺が未整理のまま詰め込まれていて、かえって何がどこにあるのかわからない状態だったが、ようやくすっきり。
 泣く泣く捨てたものもあるが、仕方がない。
 過去をいつまでも引きずっていても意味がない。
 おかげで、だいぶ身軽になった気がする。

 蔵書もそろそろ整理しないと。5年前にだいぶ整理したが、また混雑してきた。
 どんな本にもそれぞれ思い出が詰まっていて、不要になってもなかなか処分できない。どうするか?

 この前は大雪で忘れられない誕生日になった。
 誕生日にあれほどの雪が降るのは初めてのような気がする。記憶にはない。
 9日の数時間前から誕生日メールをいただき、0時ジャストにもらい、翌日にも遅ればせながらといただき、うれしかった。ありがとうございます。

 仕事は短編二本書き終え、申告をすませ、ようやく一段落した。
 りゅうと散歩をしていて、幾つかのプロットの原案が浮かんだけれど、実際に使えるかどうかは具体的に煮詰めないとわからない。
 まだ時間はある。
 ぼちぼち煮詰めていこう。

『ふたりの未亡人』(竹書房)が好調とうかがい、ほっと胸を撫でおろす。
 
 

2010年03月20日(土)

ファンレター

 昨日は上京して、次回作の打ち合わせをしてきました。
 そこで、こういうものが来ていますよと見せていただいたのが、『ふたりの未亡人』(竹書房)の関する読者からの葉書。
 一葉には、還暦前なのに急激に衰えを感じて悩んでいたが、この本に出合えて性春が甦り、生活も充実し愉しみも増えた、と書かれてありました。
 回春官能の霧原として、これほどうれしい言葉はないです。
 もう一葉には、登場人物の行動、心の動きが自然にかかれており、霧原作品の中でも秀逸だ、とありました。
 こういうファンレターが届くのは、珍しいということですが、うれしかった。
 書いててよかったと感激しました。
 今後も「一作入魂」を心がけて、読者を失望させないように、と新たに思いました。
 
 4月には、二見文庫の書き下ろしとアンソロ2冊、短編の掲載誌2冊が出ます。 いずれも精魂傾けて書いたものなので、お手に取っていただければうれしいです。

 しかし、今日は暖かい。こういう日にはりゅうが壊した門扉の修理をしないと。
 

2010年03月29日(月)

巡り合わせ

 競馬について少し。土曜日の「毎日杯」で武豊が落馬して、鎖骨と腰を骨折。
 春のクラシックシーズンの騎乗を棒に振ることになった。桜花賞のアプリコットフィズ、皐月賞のヴィクトワールピザ、天皇賞のフォワゲッタブルと有力馬の騎乗を他の旗手に譲ることになる。
「毎日杯」で騎乗した馬は藤田旗手のお手馬だが、当日は彼がドバイワールドカップデーで騎乗することになり、その代役だった。つまり本来なら藤田が乗るはずだった。その馬が故障して、落馬。
 その後で乗る予定の2頭の馬は当然乗れなかったのだが、その2頭とも一位入線。武はそれまでに3勝していたから、5勝して武デーになるはずだった。まさに天国から地獄とはこのこと。
 最終レースで勝った馬はドクター・コパの持ち馬で「これまで武騎手に乗ってもらって、勝ったことがないから、今度こそは」とコパがコラムに書いていた。
 実際に勝ったのだが、そこに武は乗っていなかった。
 人生の巡り合わせのドラマというか、浮き沈みというか、運命というか、一寸先は闇というか、武豊への試練というか、いろんなことを感じましたね。
 もっとも一番可哀相だったのは、骨折して予後不良になった「ザタイキ」という馬で、タイキになる前に天国に旅立ってしまった。藤田が乗っていたら故障したかどうか、などと考えてしまった。
 武さん、身体以上に精神的ダメージを受けていると思うけど、早く復帰してほしいですね。

 仕事はようやく3本のプロットを終えて、書き下ろしにかかる前に今日から連載の一回目を書きます。「特選小説」で5月から隔月連載が始まり、その初回。
 今、売れている官能小説誌なだけに、頑張りたいですね。
 隔月で8回というと、16カ月。つまり一年半近いわけで、読者を最後まで引っ張っていくのは容易ではありません。乞う、ご期待!


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