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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2012年02月26日(日)

『とろめく白肌ー港町の美女ー』発売

 一雨ごとに春が近づいてくる。
 この時期の雨は好きだ。雨が降っているほうが暖かいし、しめやかで繊細で独特の春の匂いを含んでいる。
 亀吉も白菜をぱくぱくやってるし、りゅうの冬毛もだいぶ抜けた。春はついそこまで来ている。

『とろめく白肌ー港町の女ー』(竹書房ラブロマン文庫)が明日発売されます。
 旅先での出会いと日本海を見ながらの逃避行……男のロマンを描いたつもり。
「寅さん」を意識して書いたのですが、出来上がりはまったく別のものになった。新境地をご堪能していただければ。

 仕事は「特選小説」連載の第1話を書き終えて、第2話にかかっている。後のスケジュールを考えると、なるべ2話まで書いておきたい。
 ある数奇な運命をたどった男の半生記を、6回、つまり300枚にまとめなければいけないので、そのさじ加減が難しい。
 それに、これというタイトルが思い浮かばない。「或る男のウィタ・セクスアリス」ではつまらないし。うう、どなたかこれというタイトルを!

2012年02月19日(日)

打ち合わせと鬼六賞

 亀吉が数ヶ月ぶりに冬眠から覚めたようで、水面から顔を出していたので、白菜の葉っぱを一枚。食欲が湧いていたら、パクッとやるでしょう。
 りゅうも冬毛が抜け始めている。
 動物は人より早く春の到来を感じるのでしょう。

 先日は上京して、特選小説さんと、3月から始まる連載の打ち合わせ。今回はこれまでとは違った新しい形のものを書く予定なので、期待とともに不安も大きい。

 その後、今回の団鬼六大賞を受賞したうかみ綾乃さんと合流して、ささやかなお祝いを(情報解禁になったみたいなので、書いています)。
 うかみさんはシンガーソングライターでもあったのだけれど、ライヴに何度か行ったこともあるし、その苦労も知っているから、心からおめでとうと言いたい。
 錚々たる審査員(藍川京さん、高橋源一郎氏、石田衣良氏)に選ばれたのだから本物でしょう。
 受賞をプレッシャーと感じず、こぢんまりとまとまらないで、大きく羽ばたいてほしいですね。

 仕事は特選小説連載の一回目に取り掛かったところ。
 今月は27日に書き下ろし『とろめく白肌ー港町の美女ー』(竹書房)が出ます。

2012年02月13日(月)

ひと段落

 たった今、〆切がひと段落した。
 昨年から半年くらい、一月に書き下ろし一本のペースで来て、さすがにぐったりした。
 今日は午後から、仕事部屋の整理整頓をしよう。
 デスクの上も、床も参考資料の本で埋め尽くされて、足の踏み場もない。
 アマゾンの本ってダンボールに入れて送られてくるから、書庫の床もダンボールが山積みされている。まずは、こいつを何とかしないと。
 しかし本を整理するためには、書庫の本を減らさなくてはいけない。
 さて、どこを処分するか?
 頭が痛い。

 
 

2012年02月10日(金)

ようやく

 ようやくF社の書き下ろしを終えた。
 だが、まだT書房のアンソロ50枚が残っている。
 ほんとうは今日が〆切なのだが、いくらなんでも一日で50枚は無理。
 すみません、もう少しお待ちください。
 謝罪、ひたすら謝罪。

 これを終えれば、Tの新連載にかかれる。もう少し……と遅ればせながら自分を叱咤する日々がつづく。

2012年01月28日(土)

『七つの熟れた蕾』発売

 アンソロジー『七つの熟れた蕾』(新潮社)が発売されました。
 作者は掲載順に、神崎京介、睦月影郎、草凪優、坂井希久子、霧原一輝、うかみ綾乃、小玉二三。
「特選小説」の増刊号「蒼」に掲載された短編から新潮社さんが選んだもので、そういう事情を知らない霧原は、「蒼」に書くときは、たまには女視点でと思い、女視点だとなぜかすらすら書けるなと調子に乗って、一気に書いてしまった。後で事情を知り、真っ青になったのですが、選ばれてよかった。
「わたしが愛した男」というタイトルの、嫁が義父を誘惑する話です。

 昨日は文芸家クラブの新年会に出てきました。
 盛況でしたね。この会でしか会えない方も多く、充実したひと時でした。

 まだ雪が残っていて、りゅうと散歩をしていても、すべるすべる。
 転びそうになってもリードを放さない限り、りゅうが支えてくれるのですが、りゅうはその度に後ろを振り返って「どうしたの?」という顔。日頃手間のかかるりゅうだけど、この時ばかりは頼もしく思える。

 仕事はひたすら書き下ろし。
 平成24年の一月もそろそろ終わり。時の経つのが早すぎる。

2012年01月19日(木)

『湯けむり探偵ーひと肌脱がせますー』発売

『湯けむり探偵ーひと肌脱がせます』(廣済堂)が明日頃発売されます。
 探偵所の所長が初恋の女にあることを依頼されて、その故郷で……という内容ですが、エンターテイメントに徹して書いたつもり。女将、人妻、クラブ嬢、ナース、令嬢と出てきますよ。果たして、中年探偵は使命を完遂できるでしょうか?
 一気に読めると思います。
 数日後には「特選小説」3月号も発売。霧原は「娘の部屋」という父と娘の関係がテーマの短編を書いています。

 
 初めてケータイ小説というものを読んだ。こんなに昂奮するとは思わなかった。

『秘め音〜よがりの媚蜜』 うかみ綾乃/作 桜サク/絵
 
 http://www.nttsolmare.com/soc/title.php?title_id=0000047303
 
 バーコードリーダーで読み取れば飛びます。有料だけど一回分が数十円かな。
 文章と絵が上手くマッチしているし、かなりエロイです。
  
 書ける人が書けば、ケータイ小説も捨てたものじゃないと思った。
 一度ダウンロードしてしまえばケータイのファイルにずっと保存できるから、いつでも開ける。左手でケータイを操作し、右手であれを……には極めていいサイズだし、意外と実用的でもある。
 オススメです。かなりマジに言っています。

 仕事は連載80枚を終えて、今度はF社の書き下ろし。
 まだまだ初詣には行けない。もう、初詣とは言わないのかな。

2012年01月12日(木)

『美女紀行』発売

 アンソロジー『美女紀行』(双葉文庫)が本日発売されました。
 霧原の今年初めての出版物です。日本全国7箇所を舞台にしたご当地官能作品集。バリエーションに富んでいて、楽しいですよ。
 霧原は群馬の伊香保温泉を舞台に、竹久夢二を題材にした『宵待草』を書いています。はい、日記にも書いたように、あの石段を上っていく間にへたりこんだというあれです。
 編集さんの期待に応えようと、また、有望新人も書くと聞いていたので、けっこうマジに書かせていただきました。が、力を入れて書いたからと言って、いい結果に繋がるとは限らないのがこの世界。
 果たしてその結果は? みなさまの目でお確かめください。

 正月のテレビを見ていてこれだと思ったのが、女子高生が鷹匠を務めているもののドキュメント。鷹匠が凛とした女子高生って格好よくないですか? 男はみんなあの鷹になりたいでしょうね。
 あとはやはり「寅さん」。シリーズでやっていたのでかなりの本数を見たのだけれど、あれはじつによくできている。
 寅さんって女の人にもてるんです。でもそれがセックスには繋がらない。そのへんが興味深い。
 あの映画の真髄は「フラレの美学」だと思うから、あれで旅先でやっちゃったら、寅さんでなくなっちゃう。
「座頭市」の男の色気とちょっと違うけど、やはりシリーズ化されたものは観客の気持ちを鷲づかみしている、と思う。

2012年01月06日(金)

正月も過ぎ……

 正月も過ぎ、世の中の人も労働をはじめる時期。中央競馬も昨日始まった。昨日は愛車を車検に出した。
 
 霧原は一日も休まず、ひたすら書いています。
 
 切りがついたら、せめて初詣くらいとは思うものの、その切りがなかなかつかない。
 こんなことばかり書いても面白くはないので、何か他の事を書こうと思うものの、その他の事がまったく見当たらない。
 だったら日記など書くなと自分に言いたくなる。

 1月は各社の新年会がかなり入っている。それに備えて、書くのを朝型に移行しようとしているのだけれど、なかなか上手くいかない。しかし、それをしないとどう考えても、追いつかない。
 それでも、12月に感じていた疲労感はなくなって、執筆欲は旺盛。それだけでもよしとしなければ。
 すみません、つまらない日記で。
 みなさまのご健闘をお祈りしています。

2012年01月01日(日)

謹賀新年

 あけまして おめでとうございます
 本年がみなさまにとってもいい年でありますように

「一作入魂」の姿勢を貫いてきましたが、今年もそれは変わりません。読者に失望だけはさせたくないのです。
 あとは、書く量に関してはおのずと限界があるので、質的な向上ですかね。
「回春エロス」が定着してきたことは喜ばしいことですし、霧原がその牽引役であると評されるのもうれしいことです。
 ただ、同じことを同じテンションで書いていては飽きられると思うし、どうやって進化(深化)させていくかですね。
 今年は多少冒険もしたいと思っています。そうしないと、息ができなくなるのです。
 それには、みなさまの力が必要です。最近思うのは、個人の力には限界があるということです。もっと刺激を、もっとアイデアをくださいませ。
 
 というわけで、今年は1月から攻勢に出ますよ。
 新版元からの書き下ろし長編、アンソロ2本、月刊誌の読みきり短編の4本が出ます。
 
 本年もよろしくお願いします。霧原一輝をかわいがってください。

 

2011年12月31日(土)

年越し

 除夜の鐘まで、あと3時間。
 みなさまはどのようにお過ごしでしょうか。

 霧原はボクシングの世界ミニマム級タイトルマッチで、井岡一翔の鮮やかな1ラウンドKO勝ちを見て、これから書き下ろしの第5章にかかるところ。
 この数年ずっとこう。2月刊の書下ろしが入っている間はこれがつづくでしょう。濡れ場を書きながら、年を越すのも、なかなか乙なものです。

 みなさまのおかげで充実した一年でした。
 本は11冊出ましたし、週刊誌、新聞、小説誌の連載にも恵まれました。
 じつは今年の目標は、新しい版元で書かせていただくことだったのですが、それに関しても来年早々に出るものを含めて5社ほど新しい出版社で書かせていただき一応目標は達成できたかなと思っております。
 それもこれも、読者のみなさま、編集者の方、ならびに霧原の創作意欲をかきたててくれた関係者のみなさんのおかげです。深く感謝しております。

 今年でもっとも強く感じたのは、愛読者、そしてファンの存在でした。
 連載が多かったこともあり、読者のみなさんから強烈なハガキ、手紙などを多くいただき、ああ、自分にはこうして熱心に読んでくださるファンがいるんだなと強く感じました。
 だからと言って、そのファンのために書く、などとおこがましいことは言えないので、結局は自分が納得するものを書くしかないのですが。
 ある編集さんから、「読者に『媚びる』のではなく、『添う』ということがどういうことなのか、作品を通して教えていただいたような気がいたします」
 というメールをいただき、いたく感激しました。

 来年の抱負は元日に書きます。
 まずは、この一年のみなさまへのお礼を。

 みなさま、良いお年を!!!

 霧原一輝 りゅう 亀吉