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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2015年10月31日(土)

メガネも壊れる

 壊れるときは、つづくもので、ついにメガネもツルが壊れた。
 どうなってるんだ?

 遠近用がダメになり、現在は近近用で過ごしている。遠くが見えない。出来上がってくるまでの、あと数日間、我慢するしかない。
 視力検査を受けたが、どんどん目が悪くなっている。まあ、メガネをかければ見えるからいいのだが。それにしても、こんなに視力が低下しているとは。

 仕事は来月に出る新刊のゲラチェックをしたり、一月刊行用に連載をまとめたりと、比較的のんびりしている。こんな時がないと、精神のゴムが伸びきってしまうから。

 おととい、昨日と、二階と一階の徹底的な掃除。とくにキッチンまわりは念入りにやった。
 今日は、仕事部屋をやるつもり。
 マジックリンを使うと、汚れがウソのように取れて、気持ちが爽快。

 りゅうは、うちの強力ダイソン掃除機を背中などにあてて、吸ってやると、気持ち良さそうに目を細める。コロコロを転がすのもいやがらない。 
 多少、抜け毛が取れる程度だけど、当人にしたら、きっと気持ちいいのだろう。

 ちなみに、同じ部屋にあるマッサージチェアーを私が使うと、なぜか、その間だけ、りゅうはやたらドッグフード食いまくって、食い終わり、私がまだマッサージ中だというのに、もっとくれと生意気にも要求してくる。
 その際、いつも首をくいっ、くいっと同じ方向に曲げる。
 最初は何をしてるんだ、こいつ? といぶかんでいたが、彼の指し示す方に、ドッグフードがしまってあることに気付いた。ううむ、賢い奴。
 
 
 

2015年10月25日(日)

ひと段落、ふー。

 短編をあげ、書き下ろしのゲラチェックを終え、連載を書いて送って、ようやくひと段落。
 ふーっ、今週は、家の掃除と本箱の整理にあてよう。

 しかし、うちのハイビスカス、11月を迎えようとしているのに、まだ咲きつづけている。ふたつの蕾が赤くなって、明日、明後日にはまた大輪の真っ赤な花を開きそう。どうなってるんだ?

2015年10月21日(水)

「城ヶ島の恋」、特選小説12月号掲載

 短編書き下ろし『城ヶ島の恋』が「特選小説」12月号に掲載されています。
 旅情特集に書き下ろしたものです。
 湘南に住んでいることもあり、三浦半島(睦月影郎氏の生誕地でもある)にはちょくちょく足を伸ばすのですが、半島の最南端にある小さな島、城ヶ島は、そのさびれた風情が心のなかの何かを刺激してきて、惹かれてしまう。

 この短編は、あの島からインスパイアされたものを、初老の男と元彼女が20年ぶりに島を訪れるという形であらわしたものです。
 情景描写も今回は気合い入れて書きました。
 初老の男と彼の門下生であった若い女との「ふたたびの恋」は成就するのでしょうか? 読んでいただければ幸いです。
 http://www.amazon.co.jp/%E7%89%B9%E9%81%B8%E5%B0%8F%E8%AA%AC-2015%E5%B9%B4-12-%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E9%9B%91%E8%AA%8C/dp/B01494ZH5A/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1445417031&sr=1-1&keywords=%E7%89%B9%E9%81%B8%E5%B0%8F%E8%AA%AC+2015%E5%B9%B4+12+%E6%9C%88%E5%8F%B7

2015年10月19日(月)

『色好みな相棒』最終回

「週刊大衆」の連載『色好みな相棒』が今週で最終回を迎えました。
 一月末から始めて、今が10月。約9か月の間、愛読していただいた読者の方には、ただただ感謝です。
 おちんちんが喋るなど、こんな出落ちしがちな設定で、36週もつづくかしら? いや、つづけるんだ、と自分に鞭打って9か月頑張って書きました。
 幸いに、多くの読者の方がついてきてくださり、とくに最後に向かってまたハガキが増えてきたと、編集さんに教えてもらったときは、かなりうれしかった。
 作家の喜びって、これしかないです。

 また、挿絵の熊田正男氏にも感謝です。かわいい「相棒」を描いていただき、女性も小股の切れ上がったいい女って感じで、好きですね。ありがとうございます。

 で、宣伝ですが、この連載をまとめたものが来年1月に双葉文庫から発売されます。たぶん、楽しめると思いますので、よろしくお願いいたします。

 しかし、パソコンがバーストしてこの数日間、焦った。
 3年前に購入した新品なのに、いきなり動かなくなって、修理店に持っていったら、ハードディスクに傷があるって。強制終了を何回もしましたかって。
 してないですよ。だいたい、直前まで普通に動いてたし。

 間違いじゃないかって思ったけど、修理に出すと、時間がかかるっていうんで、まんまと新品を買わされてしまいましたよ。
 痛い、散財でした。
 ほんと、スマートフォンは落として、ひび割れるし、パソコンは買い替えだし。
 泣きそう。

 買ってくださいませ。
 http://www.amazon.co.jp/%E4%BE%BF%E5%88%A9%E5%B1%8B%E3%82%82%E3%82%82%E3%81%84%E3%82%8D%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E7%B0%BF-%E5%8F%8C%E8%91%89%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9C%A7%E5%8E%9F-%E4%B8%80%E8%BC%9D/dp/4575518298/ref=sr_1_1?s=

こちらの連載のほうもよろしくお願いいたします。無料で見られます。
http://www.futabasha.co.jp/wmf3/index.html

2015年10月14日(水)

『便利屋ももいろ事件簿』発売

 15日に『便利屋ももいろ事件簿』(双葉文庫)が発売されます。
http://www.amazon.co.jp/%E4%BE%BF%E5%88%A9%E5%B1%8B%E3%82%82%E3%82%82%E3%81%84%E3%82%8D%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E7%B0%BF-%E5%8F%8C%E8%91%89%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9C%A7%E5%8E%9F-%E4%B8%80%E8%BC%9D/dp/4575518298/ref=sr_1_1?s=
books&ie=UTF8&qid=1444809019&sr=1-1

 下町の駅前商店街の居酒屋二階に間借りする主人公は便利屋をはじめるのだが、住人の元棹師や元プロレスラーの一風変な男たちが参加して、結婚詐欺師やら浮気調査をすることとなり――。
 シリーズ化できたらいいのですが。
 ぜひぜひ、お手に取ってください。

2015年10月03日(土)

『トラッカー恋唄』双葉WEBで連載開始

 すみません、報告が遅れました。
『日刊ゲンダイ』連載中の『トラッカー恋唄』が、10月1日より、双葉WEB「f2官能文庫」で掲載開始されています。
 43歳の中年トラック野郎の物語です。ただ今、女性の方言に悪戦苦闘しています。ちなみに、新潟では女性器のことを「マンジョ」というそうであります。
 いろんな地方の女と中年トラッカーのゆきずりの恋と一度きりのセックス――。
 金本進氏の表紙イラスト、萌えますよ。
 無料ですので、よかったら読んで下さい。

 http://www.futabasha.co.jp/wmf3/index.html

 仕事は書き下ろしと、二つの連載。週刊大衆は早めに渡しているんだけど、こちらとしてはあと1回分で終わり。
 最終回を書くのは、なんだか名残惜しく、ちょっと感傷的になってしまう。
 

2015年09月30日(水)

スマホの罅割れ

 先日、横浜スタジアムで野球を観て、その足で横浜中華街に行ってきた。
 息子とその嫁と一緒だった。
 横浜球場はたしか二度目だと思う。デーゲームで、バックネット裏の高いところだったが、やはり、天候や自然が感じられて、屋外の球場のほうがいい。
 東京ドームは嫌いだ。なんだか、箱庭で野球という「ゲーム」を観ているようで、いまひとつピンとこない。
 本塁打が3本出たが、後ろから見ていると、打球の軌跡が美しい。
 あの放物線は見ているものに快感を与える。
 
 その後、中華街の老舗萬珍楼で夕食を摂った。とても美味しかった。コースを頼んだのだが、こちらの舌の感覚、今どう感じているかを読みとって、その時に求められる味のものを出してくる。エンターテイメントしてる。
 読者の事をよくわかっている小説家と同じだ。ううむと唸った。
 へんな言い方だが、勉強になった。

 その後、腹ごなしに山下公園をまわり、夜のイリュミネーションの美しい海を眺めながらの散歩。
 なかなかいい感じじゃないかと満足していたのだが、最後に落とし穴が待っていた。
 私が、歩きスマホをしようとして、なぜか左手で取り出した瞬間、道路の障害物にあたって、スマホがぽろりと。
 地面にぶつかるとき、いやな音がしましたよ。
 拾いあげたときには、すでに、フロントガラスに蜘蛛の巣が!!!
 
 なかには、罅割れたまま使っている人もいるようだが、これはひどずぎた。全面蜘蛛の巣状態で、画面読んでると、頭がおかしくなりそう。

 交換しましたよ。しめて、1万5千円なり。
 スマホは絶対に落とさないようにしましょうね。
 
 
 

2015年09月20日(日)

重版しました

『満員電車』(二見文庫)が重版しました。ひさしぶりの重版なので、かなりうれしい。
 3年前に出したものだけど、二見官能文庫創刊10周年特別企画に入っていた本なので(そういえば、ちょっと前にPOPを書いた覚えがある)、それでまた売れて再販ということになったのでしょう。ありがとうございます。

 世間はシルバーウイークで、9連休の方もいらっしゃるとか。しかし、9日も休むと、働く気にならなくなっちゃうんじゃないか。9日も筆を休めたら、書き方忘れちゃう、絶対。

 池袋で開催中の「江戸川乱歩展」と同時開催の「やみ市展」に行ってきた。
 講談社の黒箱の『江戸川乱歩全集』全巻持ってますからね。『ドストエフスキー全集』は売ってしまったけど、これはしっかり持ってる。
 やはり、直筆原稿は趣があっていいですね。乱歩ばかりでなく、高木彬光とか横溝正史とかの原稿もあり、『D坂の殺人事件』や『刺青殺人事件』や『八つ墓村』の直筆原稿は感動するな、やはり。
 池袋の闇市もかなり資料が残っていて、店の並び表なんか見ると、リアルに当時を感じる。『肉体の門』書きたいけど、たぶん闇市の女たちを書くバイタリティは私にはないだろうな。誰かに任す。
 その後、池袋西口広場のホッピー祭りで、300円ホッピーをぐいぐいやりながら、オールディズの演奏を。
『IWGP』ですからね。ここは、もろに。わからない人はいいです。

 性倒錯に満ちた現代版乱歩、書きたいなあ。どこか、書かせてくれないだろうか?
 

 

2015年09月14日(月)

日活ロマンポルノ

 先日、WOWOWで、故・神代辰巳監督の名作『一条さゆりの濡れた欲情』(1972)と『赫い髪の女』(1979)を見た。
 私たちの世代は「日活ロマンポルノ」で、育てられたようなものですからね。
 とくに、クマさんこと、神代辰巳は好きだったな。
 実際に、新宿のゴールデン街で何度もお会いしてたしね。ヤニで汚れた黄色い歯を見せていつも照れ笑いしてた。

 72年はすでに東京の大学に通っていて、『濡れた欲情』を映画館で見たときの感動は忘れられない。蝋燭ショーで高名だった当時のスターストリッパー・一条さゆりの引退興行を中心に、彼女とまったく相反するきわめて現代的な若いストリッパーを伊佐山ひろ子が演じている。
 当時は、断然伊佐山派だったな。彼女が付き人を従えて、超ミニワンピース姿で昂然と顔をあげて街中を闊歩するあの映像が忘れられない。
 あのきわめて計算高いのに、なぜか憎めないキャラは伊佐山だから演じられたんだろう。
 もっとも、今回ひさしぶりに見て、この映画はストリッパーという反権力の世界を描いたものだとわかったけど。たぶんそれは、シナリオの荒井晴彦の存在がでかかったのだろうな。
 一条さゆりという「実」と伊佐山の「虚」の対比が素晴らしい。
 一時は、日本映画のベストテンには必ずこの映画を入れていた。
 今も、愛すべき作品だと思う。伊佐山が隠れているでっかいトランクが坂道を転げ落ちたり、最後に、客にあそこからミルクが出るのを見せていた伊佐山が、いきんだ途端に脱脂綿が飛びだすそのストップモーションで終わるとことか。
 たまらないです。

『赫い髪の女』は中上健二の原作を映画化したものだけど、宮下順子の倦怠感と性の欲求への忠実さが悩ましい。今回見て、あらためて凄い映画だと思った。

 しかし、しかしね。じつはこれが「ネトラレ」の映画だとはじめてわかった。当時はあまり「ネトラレ」という概念がなかったような気がする。
 石橋蓮司のとまどいがいい。面倒を見てる男に求められるままに、自分の女を差し出すなんて、女性にはまず理解不能でしょうね。
 
 歌詞ではないけど「男と女の間には暗くて深い河がある」んですよ。そして、みんなこれを埋めようとして、渡ろうとして、撃沈しされてしまう――。
 渡ろうとしなきゃいいんだけど、わかっていながら、渡ろうとしちゃってるんだな。だいたい、途中で溺れますね。

2015年09月07日(月)

取材はスマホが役に立つ

 一気に涼しくなって、体がついていかず、風邪ひきそう。
 取材で三浦半島の突端に足を伸ばしたり、父の法事で帰郷したり、連載を書いたり、長編のゲラチェックをしたりと、落ち着かない毎日を送っている。

 取材には、スマホがとても便利だということが、ようやくわかってきた。
 もちろん、写真撮ったりするのは当然だけど。しかし、最初から撮影に気を取られると、肝心の印象が薄れるからね。
 たとえば、ある光景を見たら、まずは言葉が浮かぶのを待つ。その際、浮かんだ言葉をスマホのボイスメモに録音しておくと、忘れないということがわかった。
 だいたい、感想をスマホに向かって喋ってるのって、なんだか自分が「できる人」になったようで、ぞくぞくする。
 
 録音してると、言葉ってけっこう出てくるものらしい。あとで聞くと、このまま小説に使えるな、俺って才能あるって、思ったりするんだけどね。
 ただ、音で聞くのと、字面って違うので、実際に書いてみると、なあんだって落胆することもあるとは思う。

 まあでも、一番の収穫は「マグロの競り」を魚市場で見たことだな。
 見学コースがあって、上の回廊からじっくり見させてもらい、スマホのビデオにも撮ってきた。面白かった。競りのシステムやマグロの見方もだいたいわかったので、マグロのバイヤーになる自信がある。
 
 ご存じ「特選小説」の別冊「官能小説【紫】人妻ベストコレクション」が発売されています。霧原の作品は「初恋の記憶」が再録されています。
 巻末には「早瀬真人が選ぶ 今読みたい人妻官能文庫」の特集があり、霧原の『お色気PTA ママたちは肉食系』(二見文庫)も紹介されています。
 いいことかどうかわからないけど、まだまだ「人妻もの」の需要は続くなあ。タイトルに「人妻」と入れれば売れる時代はまだ続くのだろうな。