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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2010年06月10日(木)

『しかけて誘惑』発売

『しかけて誘惑』(双葉文庫)が今日発売されました。
Amazonnではまだ『別れさせます』という仮題で表示されているので、お間違いのないように。
 仮題の示すように、「別れさせ屋」の物語です。主人公が巻き込まれていく波乱に満ちたストーリーといい女との濡れ場をお楽しみください。
 いい女をどうやって落とすかは、男の永遠の課題です。
 ラストシーン、あなたならどちらの地下鉄に乗りますか? 作者自身にも結論はでません。
 アンケートをいただいて、みなさんのご意見をうかがいたい気持ちです。

 最近、こちらでも雷が多く、りゅうが怯えている。犬はなぜあんなに雷を怖がるのでしょうか?
 普段は気が強く、自分の何倍もある大型犬にも飛び掛ろうとするくらいのりゅうですが、雷が遠くで鳴っているだけで、クーンと怯えて、仕方なく家に入れています。飼い主の股座に顔を突っ込んで震えるりゅうを見ていると、
「よしよし、お前には俺が必要なんだな」
 と、なでなでしたくなります。

 男女関係も同じで、「彼女には俺が必要なんだな、いないとダメなんだ」
 と思うと別れられなくなる。つまり、自分の存在価値が感じられるからだと思うのですが。これは、女性も同じでしょう。ダメな男ほど離れられないという。

 仕事は「特選小説」の第2話を書き終えて、週刊誌の新連載にかかっています。



2010年06月01日(火)

薫風そよめき

 今日は珍しく午前中に起きる。
 五月晴れで薫風そよ吹き爽快な気分。
 この時季になると、周囲の緑がぐっと濃くなる。庭のケヤキも緑の葉をたたえ、大樹のもとでりゅうは気持ち良さそうに惰眠をむさぼる。
 20歳近くになるかつてのミドリガメの「亀吉」くんも水槽から亀頭を出す。

 昨夜は竹書房の書き下ろしを終えて、ひさしぶりに家で酒を呷り、気分転換。
 おかげでぐっすり眠れ、英気がみなぎった。
 今月は、「特選小説」の連載第2話を書き、週刊誌の新しい連載を書き貯め、そして書き下ろし。
 この3ヶ月ほどあわただしい日が続きそうだ。うまく時間のやり繰りをしないといけない。

 今月、来月と、それぞれ書き下ろしと短編集が一冊ずつ、計4冊が出ます。
 こんなに一時に出して、これまでどおりに売れるんだろうかとやや心配。
 短編と長編で趣が違うから大丈夫、と信じたい。

 寝る前に短編を読むのだけれど、「特選小説」が増刊で出した「深紅」に掲載の「尼僧の叢」(宮木あや子)は愉しかった。途中で吹き出した。
 官能小説読んでて「吹き出す」というのは本来はおかしいが、しかし、これは上質なブラックユーモアにも似て、高級な快楽である。
 私が編集者なら、エロおかしい官能小説を集めてアンソロを出す。
 候補作としては、橘真児氏が前に「特選小説」で書いていたタイトルは失念したけれど、裁判員制度を扱った短編。
『ゆらめき』(徳間書店)の中の布由木皓人の「大橋荘にやって来た女」。
 そして、今回の「尼僧の叢」は絶対に入れる。 
 でも、これでまだ3本か。あと4本は欲しい・・。
 霧原はユーモアのセンスがないから、該当作はないし。
 
 いや、こんなことを考えている場合ではない。仕事だ、仕事。
 
 

2010年05月23日(日)

湯かけ祭

 昨日は湯河原で行われた「湯かけ祭」に行ってきました。
 今度の書き下ろしの題材にと考えて、体験しに行ったのですが、いやあすごかった。
 沿道に用意されたお湯を御輿に向かって浴びせるわけですが、当然のごとく担ぎ手はずぶ濡れ。
 女御輿も出ていて、若いかわいい女の子たちもお湯を全身に浴び、お湯がしたたるくらい。大変なお湯の量で、ゆるい坂道に水が流れるくらいだから推して知るべし。
 ねじり鉢巻をきりりと締めた髪を結ったいなせな娘たちが、担ぎながら「もっとかけて」と手招きする。これで、興奮しないほうがおかしいでしょう。

 霧原も沿道でお湯をかけていたのですが、なぜかお湯がこちらに向かって飛んできて霧原もずぶ濡れ。一瞬、これでは帰れないと(笑)。
 お湯だから乾くのも早くて、なんとか帰れましたが・・・

 近いうちに小説に登場します。乞う、ご期待。

 昨日は1ページも書けませんでしたが、行き帰りの電車のなかでたっぷりと時間があったので、プロット考えたり、資料を読んだり。
 最近霧原は普通電車のグリーン車に乗るようにしています。特急つかうより安いし、独りになれるので本を読めるし、いろいろと考えられる。

 今日は雨、競馬のオークスが行われる。さて、どの牝馬を買うか?
 ちなみに昨日の府中では「オチャノコサイサイ」という名前の三歳牝馬が初勝利をあげている。すごいネーミングだ(笑)。

2010年05月20日(木)

ひさしぶりの麻雀

 昨日はF社で、7月から始まる連載の打ち合わせをした。A案、B案のふたつを持っていったのだが、即座にB案に決まる。
 霧原もそちらがいいと思っていたのでよかったのだが、最初考えていたのはA案。おそらく永遠に陽の目を見ることはないでしょう(笑)。

 その後、睦月さんと合流して、編集の方を交えて雀荘で麻雀大会。やはり麻雀は楽しい。やっている間、他の事を忘れられるのがいい。
 ほぼ一年ぶりにやって、二位が三回、一度ビリで結局マイナス。
 かつては、雀鬼と呼ばれて恐れられていたのに・・・。
 どうも最近トップが取れない。やはり気持ちの問題でしょう。絶対勝つという気持ちになれない。
 まあ、言い訳ですけど・・。
 しかし、K女史の引きはすさまじい。尋常ならざる運の強さだ。リーチをかければ必ず積もるし、必ず裏ドラが乗る。カンすればそのハイがドラになる。手がつけられない(泣)。

『特選小説7月号』が明日出ます。霧原の隔月連載が始まりました。
「蜜のしたたる宿」の第一話で「花びらの味」。読みきり短編としても読めると思います。
 イラストの小嶋保さんの描く若い芸者の絵、いいです。

 仕事はひたすら竹書房の書き下ろし。
 

2010年05月12日(水)

うれしい悲鳴

 昨日は、美術家連盟の懇親会、パーティに出席してきました。
 錚々たる先輩のイラストレーター、作家のみなさんの前でただただ小さくなるばかり。
 睦月影郎氏らと3次会までご一緒して、深夜に帰宅。

 しかし、最近は予定外の本の刊行などが決まり、とまどいつつ喜んでいます。
 今の官能小説業界は、ひょっとして上げ潮ムード?
 霧原でこれなのだから、世の売れっ子官能作家は大忙しなのではないでしょうか?
 
 気持ちが急くと、それが作品にも出る。
 ゆったりとおおらかな気持ちで書いていきたい。
 座右の銘である「一作入魂」を守って書いていきたい。

 仕事は竹書房の書き下ろしを続行しつつ、出してもらえることになった今年二本目の短編集の作品の選定など。

 
 

2010年05月06日(木)

暑い!

 昨日、今日のこの暑さはなんだ!
 うちのほうでは、楽に30度を越えていました。
 りゅうもぐったり。

 連休も一日温泉に行った以外は、ひたすら仕事。短編終えて、今は竹書房の書き下ろしの第一章を終えたところ。
 しかし、一日家を空けた隙に、またりゅうが庭の扉をぶち壊した。
 この前もそうだった。りゅうは主人がいないことがわかると、必ず何かやらかしてくれる。マジックハンド式の扉をつけておいたら、突撃したらしく見るも無残に引きちぎられていた。
 父親が四国の宇和島の犬だから、とにかく野生が強いし、体もでかい。
 まあでも、ボールを投げればすごい勢いで追いかけていき、主人のもとに持ってきて得意げな顔をするし、ビスケットを投げればジャンプキャッチするし・・。
 最近はサカリがついても牙を剥くこともなくなったし、随分と懐いたほうでしょう。
 霧原はりゅうとの毎日1時間の散歩によって、体調を保っているようなものだから、感謝しなくてはいけない。

 この前、鏡を見たら、眉間の皺が深くなっていた。
 きっと、しかめっ面で生きているのだろう。眉間に皺を寄せて書いたものが、官能小説はとくに、読者に楽しんでもらえるはずがない。
 いたく反省。もっと、おおらかな気持ちで生きていきたい。
 

2010年04月26日(月)

春うらら

 今日は天気がいいです。のどかで春うららで、鶯が「ホーホケキョ、ケキョ」と囀っています。
 こんな日は、今は日向ぼっこで寝そべっているりゅうと、ゆっくり散歩したいものです。
 この時期は散歩をしていても、色とりどりの花が咲いていて気持ちがいい。花の名前がわからないのがもどかしい。咲き誇る花の横に全部ネームプレートがついているといいんだけど(笑)。

『小説NON』5月号に「密愛」40枚が掲載されています。トップページにもありますが、ど真ん中にストレートを投げ込んでしまいました。露天風呂で再会する男女の話です。
『特選小説』6月号にも「旅は道連れ」40枚を書いています。旅先での密会・・。女は怖い、をしみじみ感じる短編です。
 ちなみに、『特選小説』7月号(5月21日発売)で隔月連載『蜜のしたたる宿』が始まります。一回目の原稿はもう一カ月前に入れましたが、かわいい芸者が出てきたりして、面白いと思います。
 温泉宿に逗留する官能作家の話。
 なんか、最近温泉の話ばっかりだな(笑)。

 仕事のほうは、一応双葉の新作を最後まで書き、これから推敲。
 終わったら、短編書いて、新連載の構想を練り、その後、竹書房の書き下ろし。
 今月は書き下ろし新作1本に、短編4本刊行といういまだかつてなかった事態になりましたが、安心してください。5月の刊行はたぶん『特選小説』一本だけです。
 新刊の「月間霧原」も途切れます。
 
 それにしても、のどかだ。鶯はまだ鳴いている。疲れないのだろうか?
 
 

2010年04月19日(月)

『若い後妻と息子の嫁と』発売

「春の雪」でしたね。うちのほうは桜が満開だったので、そこに雪が降りつもる光景は新鮮でした。あり得ないものが同居するのは、エロティックです。

『若い後妻と息子の嫁』(二見文庫)が20日に発売されます。自分でも言うのもへんですが、構造、濡れ場とも出色の出来だと思います。霧原のファンの方もそうでない方もぜひ読んでいただきたいです。

アンソロ『蜜情』(竹書房ラブロマンス文庫)が今日発売。霧原は「仲人の女」を書いています。短いですが、内容は濃いと思います。

 以前にも書いたことのある、うかみ綾乃さんのライブに行ってきました。心地よい空間でした。霧原は根がエロいのか「汚れた雪」が好きでした。彼女のアルバム「綾音」に収録されている曲で前から気になっていたので、ライブで聴けて感激!

 ちなみに彼女は官能小説の愛読者であり、また自分でも書くのです。現在、スポーツニッポン紙に官能小説『シェル』を連載中。
 霧原も拝読しましたが、彼女、けっこう書ける(笑)。

 興味のある方はぜひ。
 うかみ綾乃公式サイト http://www.aja.vc/


 仕事はひたすら双葉文庫の書き下ろしを続行中。あと2章。

2010年04月12日(月)

パワースポット

 今日は花散らしの雨だったが、昨日は絶好のお花見日和で、ふらふらとお花見をしてから、榛×神社に愛車パジェロミニを飛ばす。
 榛×神社は武田信玄が戦勝を祈願して矢を立てたという「矢立て杉」などのある山間の谷川沿いの崖に建つ群馬県有数のパワースポット。
 長い石段を息を切らして登っていくと、途中で「水琴窟」があった。竹が玉砂利に差し込んであって、水を落とすとその音が三倍になって聞こえるらしい。
 当然のごとく挑戦して、たいしたことはないと思ったが、小説に使えるかもと掲示板をケータイで写していると、女の子の二人連れが。
 昨今のパワースポット流行で、ここにも若い子が多く来ていた。
 ひとりが高さ70cmくらいの竹の筒に耳をつけて、音を聞き始めた。ちらっと見て、思わず目を伏せましたよ。
 体を直角に曲げているので、お尻が丸見え!!!
 レギンスにバレーのチュチュみたいな短くふわふわのスカートという今流行のファッションだから・・・
 激写をとも思ったのですが「パワースポットで官能作家が罰当たりな盗み撮り」という記事が浮かび、もちろんやめました。
 つらつら考えるに、彼女にとってレギンスはストッキングではなくパンツ、つまりアウター感覚なんだと。
 見せパンと同じ感覚なのでしょう。
 だから、あんなに長時間ケツ丸出しでいられる。

 チラリズムはどこに?
 男性を煽る装置としては、チラリズムほど有効なものはないです。
 大切なところが見えるかどうかという境界がいいのです。
 隠されれば隠されるほど見たくなるのが男の性。
 服装だけでなく、すべてそうです。結婚して愛情が冷めるのは、すべてをさらしてしまうから。
 寝室は別にして、女性は素顔をさらさない。服装も気をつける。
 つまり、チラリズムを維持することが、胸ときめく状態を保つコツではないでしょうか。

 今日『若い後妻と息子の嫁と』(二見文庫)の見本が届きました。今月下旬には出ます。自信作です。
 アンソロの『蜜情』(竹書房)もそろそろ発売されます。
 
 仕事はひたすら双葉文庫の書き下ろし。 
 

2010年04月05日(月)

どきどき

 ある生命保険会社に長い間、お世話になっていたら、そこが株式会社になって無償で株をもらった。
 どうせたいした額にはならないだろうと思っていたら、びっくりの株価になった。翌日にも株価はあがったが、そろそろ売り時だろうと、今日は午前中から売り時をはかっていた。
 いやあ、難しいです。結局売却したがもう少し早く売っておけば幾らかは得した。少しでも欲をかくとろくなことはない。
 霧原のような素人も同じことを考えていたんだろう。株価が下がる、下がる。
 今の時点で4000円下がっている。
 もう、売ってしまったから関係ないけど。上がったら、後悔するんだろうな。
 株の関係者って、絶対に胃を悪くすると思った。

『ゆらめき』(徳間書房 日本文芸家クラブ編)のアンソロが発売されました。
 霧原は「雪溶けの春」60枚を書いています。大学生が主人公で、ジンとするような内容です。ぜひ。
 そうそう、昨夜これにおさめられている由布木皓人氏の「大橋荘にやって来た女」を読んで、ベッドの中で何度も吹きだした。可笑しい。官能小説のはずなのに何度も吹きだしてしまった。これは何なんだ? 直接的には濡れ場は書いてないのに、妙にリアリティがあってエロい。

 仕事は双葉の書き下ろしにかかり、ようやく調子がつかめたところ。
 
 しかし、この不安定な天気には参ります。
「花冷え」という言葉を身にしみて感じる。「春の嵐」も。「三寒四温」も。
 作家にとっては、言葉の勉強になる季節です。