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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2011年08月07日(日)

終わった

 今日は暑い。ここのところ涼しすぎたせいか、ああこれが本来の夏だよな、と暑さを楽しみたくなる。
 ひとまず〆切が終わり、肩の荷がおりた。
 とはいえ、まだ短編がふたつと日刊ゲンダイがあるから、気は抜けないが。

 今回の双葉社の書き下ろしは、心の中にいい風が吹いていて、それに身を任せればよかった。だからといって、それがいい出来に繋がるかどうかはまた別ものであることは、これまでの体験で重々承知している。
 舞台が「ラブホテル」ということもあって、乗れて書けたのかもしれない。
 9月中旬に発売されます。乞う、ご期待!!!

 明日は上京して編集者に会い、明後日は神楽坂で麻雀大会。
 今週末、13日のサンスポ講座にはひさしぶりに顔を出そうと思っている。
 

 

2011年08月04日(木)

読者ハガキ

『人妻同窓会』を連載中の「日刊ゲンダイ」から読者ハガキがFAXで送られてきた。
「『人妻同窓会』長期連載を!」で始まる内容は、「久々に続きが読みたくなる官能小説の出現……」とこちらが気恥ずかしくなるほど褒めていただいて、挿絵と文がマッチしいるなど、期待通りのことを書いていただいて、ほんと嬉しい。
 ですが……。「淑乃」というヒロインの一人にすっかり嵌まってしまわれたようで、「今後の展開」として、淑乃をこうして欲しい、ああするべきだというストーリー、いや妄想が蟻のような小さな文字で日にちの異なるハガキ6枚にびっしりと印字してある。まったく隙間がない!!
 困った……。
 葉書の内容は、どちらかというと陵辱系で、書いてるのは、どちらかというと癒し系で、なおかつ新聞だから、期待に応えるのは難しい。
 だけど、「淑乃」ファンが読者にけっこういるのではないかと想像できる。
 だから、新聞の連載のラストに、もう一度淑乃を出そうと思います。
 ほんとうは、この連載が終わっても、その続きが双葉のWEBで連載されるので、そのラストに出そうと考えていたんだけど。
 そこまで引っ張ると中だるみする可能性があるし、どうしようかなと悩んでいたのでちょうどよかった。勝算があるから大丈夫!!
 いやあ、読者パワーってすごい、とつくづく思った。
 

2011年08月01日(月)

もう8月……

『悦』の連載2回目を送り(80枚だからちょっと大変)、双葉文庫の書き下ろしを残り一章を除いて送り、文芸家クラブのエッセイを送り、現在、本来なら先月末までの〆切である竹書房のアンソロ短編50枚を執筆中。
 月末はどうしても〆切が重なるけど、微妙にずらしてもらっているから大丈夫。予定通り。
 今週中にアンソロと日刊ゲンダイ5日分と残り一章をあげれば、〆切地獄も一段落つく。
 〆切が重なる時はある作品は早めに仕上げてと計画するのだけれど、だいたいしか書けない。結局締め切りにならないとあがらない。
 まだ時間があると思うと、どこか踏ん切りがつかなくて言葉が出てこない。火事場の馬鹿力を誘発する〆切は偉大だ、とつくづく思う。
 
 こちらは相変わらず夕立が多く、りゅうの散歩に出ると、二日に一度は突然の雷雨に見舞われてびしょびしょに。傘を持って出ればいいのだけれど、降りそうにもない時に傘を持って散歩に出るのは至難の技。
 数限りなく降られているのだから、そろそろ学習できてもいいはずなのに……。自分でも「バカか、俺」と思ってしまう。
 最近家の近くで山肌を修繕する工事がつづいていて、頻繁に「バシャーン」という工事の音が聞える。落雷のようで、当然りゅうは恐れおののき、部屋に入れてやる。
 りゅうはひさしぶりにシャンプーしたので、犬臭さが薄れて、抜け毛も少なくなった。亀吉の緑一色に覆われた水も替えてやった。亀吉には面倒なので、りゅうのドッグフードを与えている。食欲旺盛であっという間になくなる。
 もう30年飼っているけど、いつまで生きてくれるのだろう?
 ひょっとして霧原より長生きするんじゃないか。

 とにかく、もう一踏ん張り。今も工事の「バシャーン」という気に障る音が聞えている。

2011年07月22日(金)

『蜜のしたたる宿』最終話

 台風が来て豪雨と思ったら、むしたり冷えたり、ほんとうに日本の天候は面白い。一年中、同じ気温で同じ天気だったら生きることに飽きてしまうだろうな。

 連載していた『蜜のしたたる宿』が昨日出た「特選小説 9月号」で最終回を迎えました。渾身の一作ですが、どうでしょう。小嶋保先生の挿絵が溜息が出るほどいいです。
 隔月で8回だから16ヵ月。その間、ずっと登場人物とつきあってきました。別れるのがちょっぴり寂しいような。恋人と別れるような気持ちです。
 もっとも作家は一作ごとにヒロインに恋しているわけで、浮気性、いえ、ヒロインと上手く別れられないといけません(笑)。新しい作品が書けないですから。
 それはさておき、好評のうちに終えられたのも、特選小説編集部、ならびに最後までつきあってくださった読者のみなさんのおかげです。心からお礼を言わせていただきます。

 話は変わって、俳優の原田芳雄が逝った。けっこうショックでしたね。
 一番好きな俳優でした。喋り方もポーズも生き様も格好よくて、男が惚れる俳優でした。
『ツィゴイネルワイゼン』もよかったけど、やはりATG系列の『竜馬暗殺』(黒木和男監督)に止めを刺すかな。裸足によれよれの革靴履いて、土佐弁話す男くさすぎる原田芳雄の雄姿は37年経った今も鮮明に覚えている。
 竜馬は他の役者も演じているけど、やはり、霧原にとって、竜馬は原田芳雄ですね。
 あとは緑魔子、石橋蓮司か……長生きしてほしい。 

2011年07月19日(火)

『しっぽり濡れ肌ー湯屋の美女ー』発売

『しっぽり濡れ肌ー湯屋の美女ー』(竹書房)が発売されました。
「老舗の銭湯を舞台に聖女と淫女の官能美を圧倒的な筆致で描く、絶品の回春エロス登場」などと、ネームに書いていただき、面映ゆいやら恐縮するやら。でも、やっぱり嬉しいかな(笑)。
 カバーイラストは連載中の「日刊ゲンダイ」と同じで大柴宗平さん。内容も楽しんでいただけると思います。手にとっていただければ嬉しいです。

 この時期に日記を書くとなると、あの「なでしこJAPAN」のW杯優勝に触れないわけにはいかないでしょう。おめでとうございます!!!
 決して恵まれているとは言えない境遇のなかで、あそこまでのぼりつめた精神力はすごいです。そして、男前すぎる澤穂希には萌えました。
 萌えたといえば、もうひとり。美人すぎる解説者の、大竹七未(旧姓・奈美)。元日本代表のストライカーなんだけど、美人だなあ。
 彼女の清楚系の美しさと男前・澤が、コラボしていい感じ。
 大竹七未って37歳でたぶん人妻で一児の母。しかも、夕魅という妹がいて、一卵性双生児でそっくり。美人双子です!! 妹はサッカー選手の三浦淳宏と結婚している。
 ちょっと状況を置き換えれば小説書けそう。

 まったく何を書いてるんだか。
 がんがん書かないと間に合わないというのに。
 

2011年07月12日(火)

夕立

 うちのほうではこの数日、夕方になると決まって雷が鳴り、雷雨が来る。それまで晴れていたのに一転かき曇り、夜のようになって稲妻が光り、打ち付けるような驟雨になり、窓から吹きこんでくる。
 この地方の夏の風物詩だ。
 そうなると、うちのりゅうがパニックになって吼えまくるので、家に入れてやる。
 犬が雷、花火を怖がるのはなぜだろう?
 犬の聴覚は人の400倍だそうだ。犬の先祖であるオオカミの時代に落雷があって山火事が起こると生命の危機なので過敏になったという説があるが、真相はいまだ解明できていないようだ。
 いくら激しく雷が鳴っていても、一緒に散歩しているときはまったく怖がらないのが、不思議だ。頼りになる者と一緒なら怯えない。たんに物理的なものではなく、雷には犬の精神を揺さぶるものがあるのだろう。
 怖い……というのは、極めて精神的な行為だから。

 毎日、りゅうの散歩をしているが、これからは空模様を見ながら散歩に出ないと、途中で夕立に襲われて下着にしみこむほどずぶ濡れになる。去年も何度もひどい目にあった。

 とくだらないことを書いているが、仕事は書き下ろしに入っている。

2011年07月04日(月)

暑い!!!

 この暑さはなんだ!!! この夏は節電でなるべくクーラーは使わないようにするつもりだったが、クーラーかけないと仕事になりません。

「日刊ゲンダイ」に平日連載中の『人妻同窓会』が読者に受け入れられているか心配でしたが、担当者から「大変好評で、編集会議でもデスクから面白いと言われている」とうかがって、ほっとしている。
 双葉社とのコラボ企画であるし、ほぼ毎日夕刊紙の紙面に掲載されるのだから、読者に見放されていては目も当てられない。よかった!!
 イラストの大柴宗平さんも結婚式で忙しかったはずなのに、意欲的なイラストを描いてくれている。感謝!!!
 双葉社のWEBからも読めます。
 http://www.futabasha.co.jp/wmf3/attention.html

 で、ここでお約束の先月読んで面白かった本の紹介を。
○『女帝』(作 倉科遼 画 和気一作 芳文社コミック 全24巻)
 火の国熊本出身の女が銀座の「女帝」になるまでを描いたサクセスストーリ。十年前に出されたもので、最近もテレビの連ドラでやっていたからご存知の方も多いでしょう。このスケール感、キャラの立ちかた、ストーリー展開……と面白かった。随所に挟まれる濡れ場も激しく、情熱的でエロイです。
 これのせいで、読みたい小説もいまだ手付かず。

○『日本のセックス』(樋口 毅宏 双葉社)
 前半は、いわゆるネトラレ(カンダウリズムというらしい)、つまり愛する女を他の男に抱かせることで目くるめく昂奮を覚えるというリアルピープルを描き、後半は法廷劇にまで展開する。ここでおさめておけば読後感良く終わるのにというところをあえてまた展開させていく筆者の心意気を感じる。
 官能小説の素材を使いながら、官能では描けないところを書いている。
 しかし、カンダウリズムって興味あるな。そのうち、霧原がこれというのを書きます。

 というわけで、また仕事にかかる。気が急いているわりにはちっとも進まない。

 

2011年06月26日(日)

ハードスケジュール

 今週は軽井沢から戻り、金曜日には文芸家クラブの総会とパーティに出席。
 新しい役員の発表があり、新理事長に睦月影郎氏の就任が発表される。睦月さんの実績からいけば当然でしょう。事務局は北山悦史氏。手腕に期待しています。

 その後、銀座の文壇クラブ「数寄屋橋」と「花暦」とはしごして、帰宅したのが午前2時半。

 パーティの最中に編集者からうかがった話では、拙著『媚女めぐり』が文教堂の本の売り上げのベスト50にかなり長い間しぶとく入っていて、いいときは20位で、官能作品としては珍しいとか。少し感激。タイトルと表紙イラストがよかったのでしょう。
 
 霧原の処女作を某出版社で出してもらえることになり、その加筆修正を終えたところ。乞う、ご期待!!!
 これから、『悦』の連載二回目を書き、それから書き下ろし。その間に日刊ゲンダイの連載もある。短編も二本あるし、集中しないとこなせない。

 ちなみに、7月、8月、9月と長編文庫が一冊ずつ出る予定。

 中央競馬の5つのレースで一着馬を当てるWIN5で、的中が3票で配当は2億円。100円が2億ですよ!!
 霧原もネットで馬券を買えるから、今度挑戦してみようか? 限りなく組み合わせがあるから、資金力がものを言う。1レースで5頭選んでも組み合わせは5の5乗ということになる。
 手を出さないほうが無難。これで、財政破綻をきたす人が必ず出ると思う。
 とにかく、しばらくはひたすら仕事。

2011年06月20日(月)

軽井沢

 ようやく、日刊ゲンダイと「蜜のしたたる宿」の最終話を書き終えた。
 最終話は100点とはいかないものの、ベストは尽くしました。7月21日に発売されます。楽しみにしていてください。

 今日から軽井沢で二泊。といっても、遊びではなく、取材であるところがつらい。古くからの知人の経営するきれいなホテル。
 軽井沢の空気を吸ってきます。ここです。
 http://longinghouse.jp/index.htm

2011年06月13日(月)

ばっさり

 うちのほうの水田はほぼ田植えを終えた。散歩してるとよくわかる。田植えのたびに、ああ、一年経ったのだと……。

 竹書房の書き下ろしを終えた。読み返して、濡れ場30ページ分を削ってしまった。
 時間をかけて書いたところだけど、物語を邪魔している、流れを妨げているのだから仕方がない。そういうときは、バッサリ切るしかない。
 カットした分は永久に陽の目を見ないだろうけど、仕方ない。

 身軽になって今日から、「特選小説」に連載中の『蜜のしたたる宿』の最終話にかかる。登場人物よ、ちゃんと動いてくれ!
 神様、納得できるラストを、ください。