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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2011年06月09日(木)

双葉社WEB連載開始

 りゅうがお尻のほうに顔を向けて、肛門近くを舐めようとして丸くなってくるくる回っているので、へんだなと思ってみたら、りゅうのお尻がズル剥けになっていた。
 これは大変と獣医に連れていったら「膿皮炎」という皮膚病だった。抗生物質の入った飲み薬をもらい、数日与えたら見る間に治った。ちなみに、塗り薬だと犬が自分で舐めてしまうらしい。つまり、犬は自分の肛門付近まで舌が届くのだ。
 人間はまずできない。せいぜい、ペニスまで。
 いや、中国の壷に入ってしまえるような軟体女性なら可能かも。ぜひ、見てみたい。トイレットペーパー要らず(笑)。

 今日から双葉社WEB小説で連載がはじまりました。日刊ゲンダイとの例のコラボ企画です。毎週木曜日に一週間分原稿用紙15枚が掲載されます。木曜日に更新されます。無料ですので、ぜひ一度訪ねてみてください。
 このWEBのトップページ、(連載)の項から飛べます。
 日刊ゲンダイのほう、大柴宗平さんのイラストがエロイです。構図が素晴らしい。

 最近は一日のノルマを書き終えたら、とっととベッドに入り、読書にいそしむことにしている。ガス欠でアクセル目一杯踏み込んでも、エンジン傷めるだけですから。いい本を読むと、エネルギーが溜まる。
 今、読んでいるのは『日本のセックス』樋口毅宏著(双葉社)。ある人に薦められて読んでいるのですが、いやあ、途中からすごいことに。結末が楽しみ。
 性のマニアを扱ったものですが、「ネトラレ」には「カンダウリズム」という正式名称があるのは知らなかった。ちなみに霧原も『かわいい嫁』(二見文庫)でそれらしきことを書いていますよ。

 

2011年06月02日(木)

もろもろ

 寒が戻って、いったんしまった冬物を引っ張りだして着ている。
 明日か明後日『悦』vol5(無双舎)が出ます。錚々たる作家陣のなか、霧原も「鬼の棲む蔵」80枚を書いています。トップページにアップしてありますが、季刊連載です。
 ファンである内田春菊さんとご一緒できて嬉しい。
 数日前に届いたので、全編読んだけど、藍川京さんと子母澤類さんが東日本大震災をいち早く小説に取り込んでいて。やはり、今回の震災は男性よりも女性のほうが感じるものが多かったのではないかと思った。藍川さんの「艶文」はいつにもましてよかったですよ。
 霧原はまだちょっとできない(苦笑)。

 このまま終わるのも何なので、先月読んだ小説のなかでいいと思ったものを少し書こうと思う。
 
○『あなたのいない夜』(光文社文庫)……7人の女流による官能アンソロジー。ここまで達者だと、身を任せたくなる。言葉の操り方が巧み。あまり濡れ場はないけど。霧原は宮木あや子が好きなんだけど、「万幸」(小池昌代)と「Rの海」(稲葉真弓)がよかった。小玉二三さんも書いてる。小玉さんは「蒼-aoi-」に書いてる短編が冒険しててよかった。

○『窓ごしの欲情』うかみ綾乃 著(宝島文庫)……「官能文庫大賞新人賞」の本作。明け方までかけて一気に読んでしまった。ヤバいところに突っ込んでいきながら、その切実さがエロスに転化している。ヒロインが穢されながらも、いやそれだからこそ清らかに見えてくるところがスゴイ。老人ホームの介護の丹念な描写が作品を落ち着かせている。
 新人離れした筆力の持ち主だと思いましたね。なかなかこうは書けない。
 ラストは、ちょっと問題ありだな。

○『ふがいない僕は空を見た』窪 美澄 著(新潮社)……本屋大賞2位の本作。噂はきいていたけど、面白かった!! もっと早く読むべきでした。
 人生と上手く折り合いがつかない登場人物の描写に狂いがないから、ずっと感情移入できる。コスプレ好きの人妻と彼の関係が切ない。
 性が逃げ場であり、救いでもある。そのへんの切実さがぐんぐん来る。出産に関する描写はさすが。

 なんだか女流ばっかり(笑)。次回は男性作家も取り上げようと思う。
 仕事はひたすら竹書房の書き下ろしと日刊ゲンダイ。日刊ゲンダイ、連載始まってます。

2011年05月26日(木)

散歩

『特選小説』7月号(5月21日発売)に連載『蜜のしたたる宿』の第7話「旅立ちの夜」が掲載されています。あと、一話で最終回。さて、どんな結末を迎えるのか? 楽しみにしていてください。

 日刊ゲンダイと双葉社WEBマガジンのコラボ連載が、来週頭、5月30日から始まります。タイトルは『人妻同窓会』。タイトルにはひらがなを入れたほうがいいのですが、新聞で掲載スペースが限られているので、漢字ばっかりに。新聞の挿絵は大柴宗平さん。金曜だけカラーです。詳しいことは、間もなくアップします。乞う、ご期待!!

 先日、りゅうの散歩をしていたら、向こうからダックスフンドを連れた初老の紳士の二人連れが。すれ違う際、お互いの犬がちょっと突っかかりそうになって、紳士が自分の愛犬を叱りつける怒声が。このくらいで叱らなくてもいいのにと思っていると、突然、バタバタッと音が二重奏。
 何が起こったかと思って振り返ると、初老の紳士が二人とも仰向けにひっくり返っていた。しかも、手足を上にあげる同じポーズで。
 その横でそ知らぬ顔を決め込むダックスフンド。
 どうやら、犬のリードで足を取られて二人とも転倒したらしい。笑ってはけないと自制するもののこちらは笑いを噛み殺すのに必死。
 だって、二人がまったく同じポーズで双子みたいに、路上でひっくり返っているのだから。二人はすぐに立ち上がったのだけれど、ズボンの砂を払う仕種もコラボしていて。
 異様でした。大の大人が二人ひっくり返っているのは。現実ではないような気がして、ひどくシュール&喜劇でした。

 仕事は竹書房の「銭湯」の話を書きつつ、日刊ゲンダイ。
 

2011年05月19日(木)

「希望の光」を呑む

 震災復興酒、日高見の「希望の光」を呑んだ。
 宮城県石巻市、日高見の平孝酒造は3・11東日本大震災で甚大な被害を受け、ライフラインが停まり、二週間酒蔵に入れなかったという。ところが生き残った醪があり、それらをブレンドして作ったのがこの純米酒「希望の光」。
 発酵途中で二週間も放置されていたのだからと、半信半疑だったのだけど、これがメチャクチャ美味しい!!
 一口呑んで、美味しいと感じる酒はそう多くはないが、これは完璧!
 やや辛口だがまろやかな甘みもあり、のみくちも切れもいい。何より雑味がない。
 生き残ったのだから、あくの強い逞しい味がするだろうと考えがちだが、見事にすっきりして雑味がなく、しかし、まろやかなこくもある。

「音楽醸造」という方法があって、醪タンクのある発酵室に音楽を流しておくと、酵母の活動が活性化されて、雑味のない日本酒ができるという。醪は生きていて音楽を聞く……というか、おそらく空気の振動に反応するのだろう。
 それを考えると、今回の震災の本震と数え切れない余震が空気を震わせ、というよりタンクを揺らして、酵母の活動が活性化されたのかもしれない。そうでないと、これだけの味にはならない。

 二週間、放置され、孤独に耐えながら揺れを取り込み、発酵をしつづけてきた生命力……その結果がこの「奇跡の酒」を造った。
 日本酒ファンでない方にもお勧めです。すごさが伝わってきますよ。
 品薄状態で特定の居酒屋でしか呑めないかもしれません。霧原が呑んだのは、新宿の居酒屋「八吉」。
 http://sakaya1.com/SHOP/nhm036.html
 
 

2011年05月12日(木)

『媚女めぐり』、小説蒼、野性時代発売!

 昨日は、6月から始まる「日刊ゲンダイ」の連載打ち合わせで上京。築地にある本社で打ち合わせをしてから、近くの小料理屋で会食。
 双葉のK女史とゲンダイのAさんと日刊現代の社長さんと四人。この社長さんが気さくな方でインテリで、8歳上の大先輩なのですが、素晴らしい方でした。霧原が「69年の、国際ええと…」と口ごもったらすぐさま社長が「10.21国際反戦デー」と。この単語がすらすら出る人はそういないです。
 新聞社興亡史などをうかがい、すごく勉強になった。
 
 その後、銀座の文壇バーに行き、途中からK女史の一声で、呑みながらのタイトル会議に。どんなタイトルに落ち着いたかは、6月になればわかります。

 帰宅予定がまたまた帰れなくなり、新宿のカプセルホテルに。今書いているものの参考にしたくて、中国式オイルマッサージ60分コースに挑戦。やはり中国人女性は美人が多いです。美女によるオイルマッサージは男の天国???

 これからが刊行の話。3点あります。
「週刊大衆」に連載していた『ぬぷぬぷ添乗員』がタイトルを『媚女めぐり』(双葉文庫)に変えて昨日発売されました。余分なことは書かなくていいからとにかく濡れ場を、という要求に応えて、中年添乗員が17人の色っぽい女性を相手に大奮闘しています。楽しい作品に仕上がっていると思います。

 一昨日出た「特選小説」の増刊号である「小説 蒼ーAoiー」に短編「わたしが愛した男」が掲載されています。女性視点から描いた、義父ー嫁もの。女性視点で書いたのは初めて。さて、どうでしょうか? 他の方の作品も充実していますよ。

 今日出た「野性時代 6月号」(角川書店)が官能小説特集を組んでいて、永田守弘先生が本誌に評論を書かれています。霧原はブックインブックの形(つまり付録)のアンソロのうちの一本「祭りの時間」を書いています。「小説NON」に掲載したものに手を加えたもの。「官能小説界のトップランナーたち6名による饗宴」などと謳ってあり、かなり面映ゆいです。
 東野圭吾さんの最新ミステリー100枚が掲載された600ページを超える本誌に、官能小説のアンソロ付録つきで680円!!!
http://www.kadokawa.co.jp/yasei/

 仕事はひたすら竹書房の書き下ろし。楽しく切ない話を書いています。 
 

2011年04月28日(木)

麻雀

 昨日は昼間にりゅうの散歩を済ませてから、上京して、来月双葉社から出る『媚女めぐり』の見本をもらい、契約書にサインしてから、麻雀大会に加わる。メンバーは作家仲間と双葉社、徳間、宝島社の編集者さんで2卓を囲んだ。
 前半は鳴かず飛ばずだったが、場換えをして運が変わり、親で3倍満をあがる。手はリーチ一発ツモでダブ東チャンタ三色ドラドラで計11本指が折れる。
 ここ数年来で最高の手でした。麻雀をする人はこの手がいかに希少な手かがわかるはず。チャンタ3色をつけてるところがエライ!(自画自賛)
 それに、親の三倍満は36000点で、子の役満より点数が高いんですよ!!
 
 その後はつきについて、ひさしぶりのダントツトップ。ついているときは無理が通る。どんなに悪い待ちでもあがれるし、勝負しても負けない。だが、この感覚がしみついてしまって、普通のつきやついてないときに同じ事をするとひどい目に遭う。
 この状況判断がゲームでも人生でも難しい。もっとも人生でついてるなと思ったことはほとんどないのだけれど。

 その日のうちに帰るつもりが帰れなくなり、ホテルもとってなかったので、新宿のカプセルホテルに泊まる。カプセルはひさしぶり。
 あの鰻の寝床みたいな部屋に入って、テレビをつけたら延々AVを流していて、一発抜こうかとも思ったが、なにしろ1畳足らずで狭くて思うに任せず諦める(笑)。あげくはAVを流したまま熟睡。

 というわけで、今日は仕事をしっかりしないと、神様に怒られそう。
 

2011年04月22日(金)

『熟れた教え子』発売

 今日、『熟れた教え子』(二見文庫)が発売されました。詳しいことは新刊のページにアップされていますが、このタイトルはよく考えるとエロいです。内容もじわじわくるエロさがありますよ。ぜひ、手にとってください。

 また、本日出た「小説NON 5月号」(祥伝社)に短編「トライアングル」が掲載されています。「アパレルメーカーの切れ者男が」などど気をつかって紹介されていますが、霧原は「いやな男」を書きたかった。もちろん相応の罰は与えてありますが。

 仕事はぼちぼち。一度休むとなかなかエンジンがかからないのはいつものこと。焦らず書きます。つねにチャレンジ精神を持って!!!


2011年04月16日(土)

春の嵐

 昨日からやたら風が強い。最近の女の子は柔らかい素材の短いスカートを穿いていることが多いから、風に煽られるとまくれあがったり、下半身に密着して目のやり場に困る(笑)。
 5社くらいの版元に会い、打ち合わせや打ち上げをして、昨日、東京から帰ってきました。
 帰宅したら、りゅうがフェンスから顔をのぞかせて、尻尾を振っているのを見て、ちょっといい気分になった。
 いろいろとアイデアをいただき充実していたのですが、さすがに疲れて今日は一日中寝てましたね。今はすっきりして、充電完了!!という感じ。
 酒と美味しい食べ物、適度な刺激と休息。これで、人は復活できる。

 酒は、東北の被災地の地酒ばかり呑んでいました。宮城の「浦霞」は純米、山廃仕込み、純米大吟醸と呑んだけれど、まったく味が違って、なるほどこうも違うのかと。最近は通ぶって、呑む前には必ずラベルを見せていただくことにしている。精米度や醸造アルコールの添加があるかなどけっこう興味深い。
 これも宮城産のもので、名前は失念したけれど、ピンクの濁り酒を呑ませていただき、その飲み口の良さに驚き、このピンク色の正体はなんだろうと。後日の居酒屋で似たものがありラベルを調べたところ、あのピンクはどうやら桃のリキュールらしい。どおりで飲み口が良かったわけだ。しかし、日本酒に桃のリキュールを混ぜるのってどうなのよと思ったけれど、美味いのだからありかも。

 というわけで、また今日からパソコンを前にひたすら仕事をこなす日々が始まる。福島の原発は改善するどころかますます悪い状況に向っているようだけれど、かといってこちらは気を揉むばかりでどうすることもできない。
 こうやって、馴らされていくのだろうな。

2011年04月11日(月)

ようやく・・

 ようやく、仕事が一段落ついた。
 土曜日の午前中に、一週間遅れの「特選小説」別冊の短編を送ったところ、夕方には編集者のHさんから熱い感想と細かい部分の確認のメールが届き、こちらもすぐに対応してその日のうちに入稿に。
 ああ、土曜日も働いているんだなと・・。ひたすら待っていただき、迅速な対応をしていただいたHさんには頭があがらない。
 このところ短編が続いたけれど、K社の編集さんからもデータを送った数時間後には熱い感想が、M社からも一日遅れだったけれど、じっくりと分析した感想をいただけて、そうなると書いてよかったという気持ちになるし、この人のために頑張ろうというエネルギーが湧いてくる。
 まれに無しのつぶてでデータが届いたかどうかもわからないことがあり、こうなるとストレスだけが溜まる。大切ですね、迅速で誠意ある対応は。この世界だけでなく、どんな業種でも同じだと思うのですが、仕事は気持ちよくしたいですものね。

 ようやく、一息つけます。今週はしばらく上京して、編集者の方に会い、打ち上げ打ち合わせでエネルギーをいただく週になりそう。
「過度の自粛は経済復興のさまたげになる」と政府も言っていまし、気分転換しないとこの鬱々とした状況には耐えられない。
 最近はある事情もあり、日本酒に凝っているのですが、被災地の地酒をたくさん呑みたいですね。宮城の大吟醸「浦霞」が店にあるといいのだけれど。

 まだまだ余震がつづくこの時期ですが、4月、5月はけっこう出ますよ。長編が二本、雑誌掲載短編が二本、雑誌連載が二本、そしてアンソロジーが一本と計7本が出ます。
 いずれも一作入魂で書いたつもりです。そのつどアップしますので、手にとっていただければうれしいです。


2011年04月06日(水)

朗読

 9カ月にわたって「週刊大衆」に連載された『ぬぷぬぷ添乗員』の連載が無事に終了しました。好評のうちに終えられたのも、愛読者みなさまのお陰です。長い間ありがとうございました。主人公の中年添乗員・尾高祐一郎も完走できて喜んでいると思います。
 前にも書きましたが、これに加筆訂正を加えたものが、5月に双葉社より発売されます。そちらのほうもよろしくお願いいたします。

 テレビのスカパーの「ビキスポ」という番組内で、霧原の最新作『昼下がりの公園天使』(双葉社)の抜粋が朗読されます。ビキニの美女が出てくる番組だそうで、おそらく水着姿の女性が朗読してくれるのでしょう。
 今週なのか来週なのかはっきりしませんが、金曜日の24:00〜24:30の放映だそうです。視聴できる人は限られてくると思いますが、可能な方はぜひ。

 仕事は新連載を書き終え、K社アンソロのデータを送り、ようやく特選小説の別冊の短編にとりかかっている。すでに一週間遅れ。もう少し!!と自分を叱咤激励する日々。