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霧原一輝 / 著者紹介

日記

2011年01月22日(土)

文芸家クラブ新年会

 ようやく風邪が抜けた。今年の風邪には苦しんでいる方が多いようだ。
 上京して、出版社と打ち合わせをしてから、文芸家クラブの新年会パーテイに参加してきた。
 今年初めての方が多かったが、日本画家であり刺青を入れた女体を描くことに定評のある、小妻要先生にお会いできて感激。
 10数年前に雑誌の取材で家にうかがわせてもらって以来だった。
 まだまだ描きつづけていただきたい。

 しかし、この数日前の満月は見事だった。ちょうど十五夜のとき、この界隈の火の当番の夜回りをおおせつかって、満月とともに拍子木と鉦を鳴らしながら村をまわった。
 満月の夜は懐中電灯が要らないくらいに明るい。あの青白い月夜は萩原朔太郎というよりもむしろポール・デルボーの描く裸婦が似合う。
 坂道をあの裸婦が満月に向って歩いていく・・・

 ひたすら、双葉の書き下ろしを続行中。明日は週刊大衆を二本書いて、また書き下ろし。
「特選小説」の3月号に連載中の『蜜のしたたる宿』の第5話「私小説」が掲載されています。あのラストが・・という読者の方がいるようですが、心配いりません。あと3回のうちに明かされます。
 

2011年01月16日(日)

初雪

 ようやく初雪。少し積もって、一面の銀世界。やはり、日本の冬はこうでなくては。
 抗生物質が効いて、りゅうはあっという間によくなった。今日も雪のなかをきっちり4本足で散歩をしていた。日ごろ薬を使わないから、効果が覿面なのだろう。
 それに較べて、霧原は医者で抗生物質をもらって飲んでいるものの、ちっとも効かない。喉は痛むし、鼻水はだらだら出るし。妙な抗体ができちゃってるんだろう。

 今月は「週刊大衆」の連載と「特選小説」3月号の連載だけで、文庫は出ません。
 来月は2本出るのですが、うち一本は別のペンネームで書いたものの復刻版だから、霧原としては一冊ということになる。
 今日は双葉の書き下ろしを書き、その後、復刻版のゲラチェック。
 ドキドキしながら読んだけれど、けっこうしっかり書けているかなと、ほっとした。

 

2011年01月13日(木)

異常乾燥

 この空気の乾燥の仕方は半端じゃない。
 正月に引いた、喉からくる風邪がちっとも治らない。
 元旦にブログをもう少し頻繁に書くことを、ひそかに誓ったのだが、早くも挫折。誓いを書かなくてよかった。書かなかったから、できなかった?

 鼻水垂らしゲホゲホしながらも、年を跨いだ書き下ろし(文庫本332ページ!!)を終え、大衆の連載を2本書き、ようやく双葉の書き下ろしにかかれる。
 案じていたとおり、一週間遅れ。
 ようやく集中力が戻ってきた。昨年の後半、オーバーペース気味で突っ走ったためか、しばらく集中力がつづかない状態だった。
 マラソンと同じで、無理をすれば必ずあとで揺り戻しがくる。それをいかに少なくするかがプロの技なのだろう。
 3月中旬までは、またタイトなスケジュールがつづく。収穫といえば、あたふたしなくなったことか。それがいいことかどうかはわからないけれど。

 心配事といえば、愛犬りゅうの右の後ろ足が調子悪いこと。散歩していても、地面につこうとしないで、三本足でぴょんぴょん器用に歩く。
 獣医に連れていったら、傷が化膿して肉球がずる剥けになっているらしい。
 注射うって、抗生物質もらってきたから、そのうちに治るだろう。

 さあ、今日から気分一新して書き下ろしだ!!!

2011年01月01日(土)

明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます!!!
 本年もよろしくお願いします

 とはいうものの、今年も原稿を書きながら除夜の鐘を聞いていた霧原です。
 ここのところずっと、〆切に追われながら年を越している。ほんと、作家なんてなるものじゃないです。
 でも、それだけ仕事をいただいているということですから、感謝しなくてはいけません。

 昨年はデビューして5年目でしたが、もっとも忙しかった。
 12冊のうち、純粋な書下ろしが10冊で、短編集が2冊。二次文庫なしですから、がんばったほうでしょう。
 後半、週刊誌と雑誌の連載が入って、ちょっと大変だったけど、なんとか乗り切って自信はつきましたね。

 今年はさらなる飛躍を目指します。ただ、基本は「一作入魂」です。
 一作一作ベストを尽くしていかないと、次はないです。これはどの仕事でも一緒だと思います。
 編集者の方、読者のみなさまとともに、一歩ずつ成長していきたいですね。
 よろしくお願いします!!!
 

2010年12月29日(水)

取材

 昨日は出版社と今年最後の忘年会のために上京。担当編集長と二人で新宿の「八吉」で飲み食い。最近は「八吉」に来ることが多いのだけど、ここの魚はほんとうに美味い。昨夜は大きなカサゴをおねだりして、から揚げにしてもらった。
 いかつい顔に似合わず、白身で上品な味がして、絶品でした。
 二人ということもあって、痛飲して酩酊。随分恥をさらしたような気がする。だけど、収穫も多かった。
 彼は他社で出した作品も読んでくれていて、的確な寸評をくれるので、ありがたい。おかげさまで、いろいろとアイデアが浮かんだ。

 最近は定宿にしている新宿南口のホテルに泊まり、今日は午前中から京王線に乗って取材に行く。3月に双葉で刊行予定の作品の取材。
 大先輩にお話をうかがう。その場に行かないとわからないことは多いし、その職業に就いている人に話をうかがうと、ああ、こういう手もあるなと選択肢がひろがる。
 ナマの声を聞くことは大切だと思う。たとえ、官能小説であっても。

 
 

2010年12月20日(月)

打ち上げ

 某社で出した本の打ち上げで、上京した。
 途中で、美女たちと合流。女流官能アンソロのための撮影を終えたところとか。
 藍川京さんのばっちり化粧した姿は初めて見たような気が。凛々しくチャーミングでした。
 美人揃いなのに、聞こえてくる話はとてもここで書けないような内容で(笑)。
 今度どこかで女流官能作家の座談会を企画してほしいですね。

 などと他事を考えている場合ではない。
 週刊大衆を数本書かなければいけないし、書き下ろしは予定より進行が遅れている。プロットも捻出しなければ。
 このままでは、来年早々どっとしわ寄せがきそう。
 
 アンソロの『女悦』(竹書房)がもう書店に並んでいるようです。霧原は「修羅の家」という50枚の短編を書いています。超ベテラン編集者と現役ばりばり編集者のお二人には褒めていただいたのですが、どうでしょう。

 

2010年12月16日(木)

『艶色の復活祭』発売

『艶色の復活祭』(双葉文庫)が発売されました。聖夜に始まった、歳の差のある恋の行く末は? 楽しんでいただけると思います。金本進さんのイラストが素晴らしいですよ。
 これで、霧原の今年の書き下ろし長編は終わりです。あとは、アンソロの『女悦』(竹書房ラブロマン文庫)が23日に出ます。とはいうものの、「週刊大衆」と「日刊ゲンダイ」の連載は続いています。

 竹書房の書き下ろしを進めながら、忘年会をこなす日々。
 人間ドックで引っかかって、肝臓のCTスキャンを受けた。結果的には「まったく問題ないですね」と言われて、すっきり。その際、生まれて初めて血管造影剤を点滴で打った。
 技師からは「体が熱くなりますよ」と言われていたのだが、実際そうだった。ジュウワッとした熱さが肛門や尾てい骨まで行き渡るのがわかり、これはもう快感でした(笑)。体が熱くなると言葉では言うけど、あれは初めての体感だった。嵌まりそうで怖い。

 どうもPCメールが不調のよう。異常に多くのSPAMメールが届いて、それをまず消すのに一仕事。そのせいか、メールを送られても届かないというケースがある。メールを送ってもレスがない場合はご面倒ですが再送してください。

2010年12月03日(金)

『望郷の水面』発売

『望郷の水面』(宝島文庫)が発売されます。
 ダム湖に沈みゆく町の物語です。じつは霧原はダムを愛している人のひとりなのです。あの雄大な自然と人工的なダムのせめぎあいというか、川を堰きとめた満々と水をたたえた静謐なダム湖と反対側の急激に細くなり整備された川とのコントラストというか、落差というか・・。
 ダムを目的地に行くというより、道を車で走っていると、忽然と見えてくるダムの威容という感じが好きなのですね。この前も旅をしている時に見つけた、ロック式と重力式コンクリートを融合したダムには酔いしれました。
 以前、川辺をドライブしている時、変色した森の木々が川面から突き出していて、この底にダムによって沈んだ村があることを知りました。
 それからですかね、ダム湖の底に沈む町のことを書きたいと思うようになったのは。短編では『ひんやり』(双葉文庫)のアンソロに書いたのですが、長編を書きたかった。
 家からそう遠くないところに八ツ場ダムがあり、今回はそれをモデルにしました。もちろん、まんまではありませんが。
 最初は主人公を中年男性と考えていたのですが、考えるところがあって、主人公を霧原にしては珍しく大学を出て就職したばかりの若い男にしました。しばらくは、若い男を主人公にすることはないでしょう。
 八ツ場ダムには取材にも出かけて、寂れた旅館で一泊しました。そこも今年中に閉めるそうです。
 成果が出ているかどうかはわかりませんが、読んでいただきたい一冊です。 290ページありますが、ワンコインで買えますからお得です。

 そろそろ書き下ろしにかからなければいけないのだけれど、遅れ気味。いったん緩めるとなかなかエンジンがかからない。というか、ローには入っているのだけれど、シフトがセカンド、ドライブへとあがっていかない。
 このままでは、また来年の正月も仕事になりそうです・・。
 

2010年11月23日(火)

「回春もの」

 ちょっとだけ遊んで気分転換。その後、のんびりとまではいかないけれど、10数枚ずつ書きながら、三つの連載を書いています。

『かわいい嫁』(二見文庫)の見本が届き、どんなものかと読み始めたらとまらなくなりましたね。自分が書いているのに(笑)。
 読者もそうだといいのだけれど・・。26日発売です。

「特選小説」1月号に『蜜のしたたる宿』第4話「愛人の掟」が掲載されています。緋襦袢が艶かしいですよ。

「特選小説」の本の紹介のコーナーで、永田守弘先生が、官能小説界でも「回春もの」が多くなっているとコラムに書かれています。週刊誌でも回春を扱う記事が増え、「官能小説が現実を牽引することもままある」とまで書かれていて、うれしかったですね。
 いち早く、霧原の作品に「回春」のキャッチフレーズをつけたK編集長の慧眼ぶりはさすがという他ありません。

 今、満月を越えた月がきれいですよ。

2010年11月16日(火)

終わった

 この4ヶ月ほどのタイトな仕事がようやく一段落ついた。
 気が抜けかけている。
 といっても、また12月からは過密スケジュールが待っている。仕事の戻るのがいやになるのが怖いから、連載の書き溜めやプロットは作るのだけれど。
 しばらくはエネルギーを蓄えながらのろのろ運転。

「日刊ゲンダイ」の土曜日連載始まっています。
 7月から始まった「週刊大衆」の好評連載『ぬぷぬぷ添乗員』もいよいよ第4章に入ります。我らが窓際添乗員・尾高祐一郎はまだまだ頑張ります。応援してください。